2021年8月8日日曜日

キングジムの電子ノート「フリーノ」FRN10を買ったよ!~開梱編

 ご無沙汰しております。台風です。

ええ、台風来てる真っ只中でコレ書いてます。だってねぇ、ファーストインプレッションはその日のうちじゃないと熱量冷めちゃいますもんね。

というわけで、今回のネタはTwitterでも予告してました、キングジム社製電子ノート「フリーノ」になります。

私自身、シャープの電子ノート「WG-S50」を使っており、そちらからの買い替えになります。製品紹介レビューは他の方が細かくあげられていますので、選定理由とWG-S50との比較を中心に書きたいと思います。


シャープ製電子ノート「WG-S50」からの買い替えのきっかけ

きっかけは単純に「ペン先の反応がおかしくなりはじめた」ですね。最初のころは結構無視して使っていたんですよ、実用で困り果てるほどでもありませんでしたし。

ただね、ここまでガッツリ使い込んでるガジェットが完全に死亡すると、考えたくない位困っちゃうんじゃないかなーと思ったんですね。実際、出勤しているときは使わない日が無い位メモ書いてましたから。

だったら完全に壊れる前に、代替品相当の製品を選定しようと、どうせならWG-S50で不満だった点をクリアできる製品にしようとなったわけです。

購入製品選定のヒエルラキー

今回の製品選定で条件になったのはこちら。番号が若い程選定条件として優先しています。

1.PDFが読めること、書き込めること

これはWG-S50を使い始めてから気づいた必須機能になりますね。打ち合わせなんかで紙媒体の資料に色々書き込むことがあるんですけど、「だったら電子ノートに読み込んでメモればよかったじゃん」と思いつくものの、WG-S50はPDFの読み込みに対応しておらず、断念。結局、資料に対するメモは紙媒体の資料に、それ以外の内容はWG-S50に書くという、大変面倒極まる運用を余儀なくされました。当然ながら「どっちにメモした?」なんてこともしばしば。


2.ストレージが増やせること

これまたWG-S50で困った点になります。WG-S50の内臓ストレージで作成できるノートのページ数は5000ページで、外部ストレージの増設には対応していません。5000ページと聞くと無限にありそうな気がしちゃうんですが、なんと2年間で4000ページ超えるところまで使っちゃったんですね。最近は結構まめにいらないページを削ったりしてたんですが、ストレージの上限値がある点と外部メディアが使えないのは結構痛い。だったら、SDカード等で増設できるものをチョイスしようとなったわけです。


3.信頼できるメーカの製品であること

玩具として買うものに関しては、正直知らない安物メーカとかでも全然気にしないんですが、これが仕事の道具となると訳が違います。不具合や不良があった場合、単純にガジェットそのものの損失とは比較にならない位のダメージを負うことになりますので。


以上の条件から絞り込んだ製品はコチラ

1.富士通製 クアデルノ

2.キングジム製 フリーノ

3.Supernote製 SuperNoteA6

4.サムスン製 Galaxy Tab

5.Apple iPad mini

機能的にはSuperNoteがほぼ満点なんですが、中国拠点のあるメーカというので尻込みしてしまいました。Huawei社のスパイウェア騒動も記憶に新しいですし、正直中身がどうなってるか分かったもんじゃありません。

仕事で使う道具という意味においても、中長期的なサポートにも不安が残ります。

GalaxyTabについては、メモ帳としての評価は軒並み高いのは知っていたんですが、ソフトバンク時代にサムスン製ガラケーを買い、サポート含めかなり酷い目にあったため、正直二度と手にしたくないメーカだったので即却下。

iPad miniについては機能的には申し分ないんですが、私自身がApple製品があまり好きではないのと、ストレージ増設不可という問題が解決できないうえ、専用スタイラスまでそろえるととんでもない金額になってしまいます。もちろんクラウドストレージを使えば空き容量はある意味において無制限になりますが、電波状況によってはアクセス不可能になるリスクは、仕事で山間部に赴くことを考えると無視できる大きさではありません。

以上の理由により、最後まで残ったのは富士通のクアデルノと、キングジムのフリーノでした。最終的にフリーノを選択するに至った決定打は2つで、富士通のクアデルノがストレージの増設に対応していなかった点と、ペンの耐久性に対する問題点をレビューで指摘されていた点になります。前者は今回の買い替えで解決したい内容になってきますし、ペンの耐久性に問題があるのは、日常使いするガジェットとしては致命的です。

以上の理由で、キングジム製 フリーノを選択するに至りました。

選択の理由をひとつ追記するのであれば、クラウドファンディングで目標額を達成し、ファーストリリースされた後、今日に至るまでかなりの頻度でシステムアップデートを繰り返している点です。個人的な印象になるとは思うのですが、この手のガジェットはリリース後かなり重たい不具合でもない限り、アップデートが提供されるのは稀だろうと考えていたので、キングジムがユーザからフィードバックされた不満等に対して追従する姿勢を見せてくれた点については、個人的にはかなり評価できるんじゃないかなと考えています。

 

というわけで、フリーノと専用カバーをヨドバシカメラさんでお買い上げ!Amazonの方が価格的には安かったんですが、ポイントバックなんかを考えるとそこまでの差が無かったので。 

あと、最近Amazonさんの対応、目に余るものがあるので(コッチが本音)。前回、技適の件で大揉めしたこと考えても、本当安けりゃ何でも許される的風潮になりつつあるの、ホントなんとかならないもんですかね。


早速製品到着!台風が接近していたこともあり心配していたんですが、幸い天候が崩れる前に配達して頂けました。

箱を開封!緩衝材を撤去してようやく製品が顔を出しました。


はい、コチラがフリーノ FRN10ですね。


化粧箱を開けるとこんな感じ。

なお、マニュアルは簡易的なものしか付属しておらず、フリーノ内に保存されている電子マニュアルを読むことで対応するみたいです。

添付品は充電+データ送受信用のUSB Type-Cケーブルと専用スタイラス、スタイラスのペン先のスペアにペン先交換のためのペンチが付属しています。なお、充電に使うACアダプタは付属していないので注意が必要です。

購入前に製品のマニュアルはウェブサイトからダウンロードして熟読していたので、早速充電とWi-Fiの設定を実施。こちらの製品、アップデート等をオンラインで実施する上、先に書いたマニュアルを読むためにPDFリーダのインストールを実施する必要があるため、Wi-Fi環境はほぼ必須になるとみて間違いありません。UI的にはファイルを用いたアップデートにも対応しているようですが、PDF Readerのインストールはオフラインでは対応していないと思われます。


充電完了後、アップデートを適用してしばらく弄り倒します。

UIはAndroidをベースに作られているので、Androidスマホユーザなら設定画面は抵抗なくされるかと。

なお、microSDは公式では32GB迄しか対応していませんが、ダメ元で手持ちの128GBを入れてみたら、すんなり認識してしまいました。特に不具合等が出ないようであれば、このまま使い続けようかなと考えています。

※非公式の使い方ですので、当ブログを参考に非対応microSDを導入される場合、自己責任でお願いいたします。

とりあえず、今のところ気づいた内容を列挙してみます。

1.専用カバーの作りが難

これはですねー、まぁ他レビュアの記事を読ませていただいていましたからある程度は覚悟していたんですが、スナップ部分の作りがお世辞にも良いとは言えません。今回私が注文したのはベージュ色のものだったんですが、いかにも文房具チックにしたかったのはわかるんですけど、スナップボタンで固定というのは、どうなんでしょうか。

しかもですね、そのボタンがめちゃくちゃ硬いんです。次開かなくなるんじゃないの?って不安になるくらい硬い。2000円以上するカバーなんですから、もう少し頑張ってほしかったですね。


2.専用スタイラスの消しゴム機能に難あり

地味に困るシリーズかもしれないですね。専用スタイラスのアタマ部分が実は消しゴムとして機能するようになっているんですが、この消しゴム機能、パス丸ごと削除以外の機能に変更出来ません。こすったところだけ消えるのを想定していたので、落書きがバサッと消えたときはびっくりしました。あと、ペン先に消しゴムを付与して消した際と、ペンのアタマの消しゴムを併用すると、削除処理がおかしい挙動をすることがあるようです。これについては今後のアップデートに期待ですね。


3.バックライト機能は結構使える

これは予想外でした。E-INKは基本的に紙媒体のそれなので、暗がりでは使い物にならないのが当たり前だと思っていたんですが、バックライトはあればあったで結構便利です。薄暗いところでもそうなんですが、明るいところであっても、野外など光の具合で醜い場合など結構重宝しそうです。


あとの使用感については、実際に現場に出してみてどうかですね。

ある程度使用感が集まってきたら、またアップします。

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