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2025年3月9日日曜日

PIPC版Officeが突然ライセンス認証エラーになった時の対処法


 

 どうも皆様ぐーてんもるげん。新年早々コロナとか色々喰らってやられっ放しな私です。

今回のネタはOffceのライセンス認証。

PIPC版Office(ハードウェアにライセンスが紐づくタイプのOffice)でもパトロール認証の対象になったよ!ってお話を以前記事にも書いたんだけど、これがとんでもない事を最近連続でしでかしてくれたので、対処法を含めて備忘録的に残しておきます。

 

対処1:インターネットに接続した状態でOfficeを開いて、更新オプションから「今すぐ更新」を行って再度認証してみる

1.Officeを起動します。Excelでも何でもいいです。

2. サインインを促す画面が表示されます。「プロダクトキーを所有している場合」を選択します

ここではサインインする必要は無いです。というか、しない方がいいです。多分。


3.プロダクトキーの入力画面が表示されます。プロダクトキーの入力は行わず、×で閉じちゃいます

デジタルアタッチ版じゃない場合は、ここでプロダクトキー入力すれば再認証出来るかも。手元にデジタルアタッチ版じゃないOfficeが無いから検証出来てないけど。


4.とりあえずOfficeが起動します。「アカウント」をクリックします

この画面への辿り着き方さえ、マイクロソフト公式には無い。大体、上で紹介した「プロダクトキー画面開く→×で閉じる」って自力で発見できるワケねーだろ!!と思うのですよ。PCの製造メーカサイトだとあがってる所がちょこちょこあるけど、どこの製品のサポートしてんのかっておらび倒したくなります。


5.「更新オプション」を選択して更新処理を行います

メモを取り忘れたけど、確かいくつかメニューが出てきたはず。「今すぐ更新」的なニュアンスのものを選べば多分OK。

6.更新処理が始まります

オフライン状態で使っていた期間にもよりますが、進捗バーが表示されないので、本当に進んでるのか?って信頼出来ないレベルで時間がかかることが多いですが、回線さえちゃんとしてれば多分動いてます。10分以上は覚悟しておいた方が良いです。


7.更新処理が終わったら再度解決ボタンを押してみます 


これで治れば、正直かなり軽傷です。お疲れ様でした。


対処2.マイクロソフトサポートに依頼する

ぶっちゃけ、上記手順はメーカサイトとかでも公開されてるんだけど、これで治らなかった時が非常に面倒くさい!というか、私の経験上8割近くは治らない。以下対処法を記載していきます。

用意するもの

1.有効なマイクロソフトアカウント

問い合わせをするときに使います。

2.問題を起こしている端末

3.それなりに快適に動作するインターネット回線

4.ある程度溶かしても構わない時間

5.不満を飲み込めるゆとりある大人の心 

なお、この方法は平日だと9:00~18:00、土日だと10:00~18:00の間しかうけつけて貰えません。特に土日は平日にサポート依頼出来なかった方の連絡が殺到するみたいで、かなり待たされる可能性があることを覚悟しておいた方がいいです。

手順1:ブラウザにhttps://aka.ms/online と入力

マイクロソフトサポートに問い合わせると「http://aka.ms/csjp」のURLを案内されますが、これから説明するサポートサービスの利用方法が延々記載されているだけのリファレンスなので、ぶっちゃけ役立たず 結局上記URLにアクセスせざるを得なくなります。


手順2:マイクロソフトアカウントにログインします

ログインしておかないと、この後先に進めません。 今回の対応で後に問題があった場合に、再度の問い合わせでも使うので、ログインに使用したアカウントはちゃんと覚えておいた方が良いです。


手順3:ヘルプ依頼をかける内容を検索窓に入力します

今回だと「Officeのライセンス認証が出来ない」とかでいいんじゃないですかね。

セルフヘルプ記事がズラリとならぶのをしばらく待ちます

内容は上記で紹介した是正手順とか、管理者で端末にログインしてみるとかなので、詠み進めて貰っても良いと思いますが、時間もったいないしさっさとサポートに投げちゃった方が良いと思います。


手順4:下までずーっとスクロールすると、「サポートへのお問合せ」ってボタンがあるので、クリックします。

未ログイン状態だと「 サポートにお問合せになるには、サインインしてください」ってボタンに変わるみたいですね。


 手順5:製品とサービスの選択画面が出るので「Microsoft365とOffice」を選びます


手順6:カテゴリに「製品のアクティブ化」を選びます

これを適当に選ぶと、この後の問い合わせで無駄に時間を食うのでちゃんと選びましょう。めんどくさいですけどね。

 

手順8:問い合わせ方法を選びます

今回のトラブルはチャットボットでの対応は出来ません。有人チャットサービスも使えなくは無いんだけど、機械翻訳を駆使して対応する屈強な海外サポートに繋がれることがあり、トラブルの内容とこちらの意図が全く伝わらず、時間だけ無駄に溶けてストレスが爆上がりする事態になりかねません(実際になって私は発狂通り越して笑い転げたことがある)。ココは電話での問い合わせを選んだ方がラクです。 

手順9:電話番号の入力画面が表示されます

マイクロソフトからの折り返し電話を受けれる番号をハイフンなしで入力します。固定電話番号だけでなく、携帯番号も入力可能です。 


手順10:Microsoftサポートからの折り返し電話を待つ

窓口が空いていると、割と早く電話がかかってきますが、時間がかかる場合「嗚呼、こんなに困り果てている同志がいるのだな」なんて考えつつ、こればっかりは運だと割り切って達観した心で待ちましょう。

そうそう、この画面に表示されている「要求番号」は、メモか何かに残しておくと今回の件の継続サポートを依頼するとき、時間短縮的な意味で結構役に立ちます。サポートが終了するとこの画面確認出来なくなっちゃうので、この時間でスクショ撮るとかしておいた方が良いです。

暫くすると知らない番号から着信が入ると思いますが、慌てず騒がず、音声ガイダンスに従ってプッシュ操作で進めていきましょう。録音への同意の有無を聞かれますが、これはどっちでも良いかと。私は殆ど同意しないを選択していますが、今の所困ったことはありませんし。  


 

 

手順11:あとはサポート担当者からの指示に従う

恐らくクイックアシストを使用したリモートでのサポートを提案されると思います。デスクトップに散らかっている、見られたら困るタイトルの動画とか、ファイルとか、画像とか、壁紙とか、その他諸々は片付けておいた方が良いです。


リモート接続が完了したら、後はサポートに丸投げで良いと思います。どういう対応をするのか詳しくは書けませんが、大抵これで治ります。

 

完了後、アンケートのお願いがあると思いますが、これも答えるか答えないかはどっちでも良いんじゃないですかね。私はメッセージ残したことはありません。

 

これでOfficeのライセンスが戻っていれば成功!お疲れ様でした。

 

最後に

マイクロソフトさんよ、まえの記事でも書いたかも知れないし、イベントでお会いした社員の方にもお話したことあるんですが、真面目にライセンス買ってる人程手を焼いて、馬鹿を見る形態はマジでどうにかして貰えないですかね。割と。

あとさ、マイクロソフトはこの問題、オフィシャルに対処法をマニュアル化して。PC知らない人だと本気でパニックになるし、仕組みを知らないと「んだよ!良いカネ払ったのにマクロソフト製品ク〇じゃねぇかよ!!ざっけんなよ!」となり、「二度と買うか!」となってもおかしくないからね(じゃあ仕組みを知ってたから納得するかは別問題として)。

ちなみにだけど、一応公式のリファレンスにも今回の問題の原因(長期間オフラインで使わないでね)的な記述はあるんだけどね。

サポセンから記載ページのURL直接貰わないとたどり着けないレベルの所に。

そりゃあ確かに、PIPC版であっても、認証後定期的な再アクティブ化の為にネット接続が必要ですって書いてあるけどさ、書いてりゃなんでも許されると思うなよこの野郎なのです。ハイ。 せめてインストール完了後のメッセージで分かり易く表示するとかならまだわかるんだけど!

今回はデジタルアタッチ版ライセンス(プロダクトキーが添付されてないタイプ)の端末を長期間オフライン状態で使用し続けたOfficeが、突然ライセンス認証出来なくなった時の対処法を記載しているんだけど、恐らく端末の初期起動時にライセンス認証に失敗した場合でも、同じ方法じゃないと解決できないケース、あるんじゃないかな。

要は自分で頑張るのも大事だけど、ヘタに弄り回す前にさっさとサポセンに投げちゃおうよ!って事ですね。お金払って買ってる以上、利用する権利はあるんだからさ。

 

この記事が役に立って、4月から新生活を始めた学生さんや、駆け出しの社会人の皆様のストレスがちょっとでも溶けてくれれば幸いです。

 

ではまた!(・ω・)ノシ


2024年2月28日水曜日

PowerShellでネットワークカテゴリを切り替えたいときの覚書

 

どうも皆様ぐーてんもるげん!
今回のネタはネットワークカテゴリの切替処理。
他端末の共有フォルダを見ようとしても見えない、Pingが通らないetcみたいなトラブルに見舞われることがあるんですが、大抵の場合、ネットワークの設定が「パブリックネットワーク」になってるんですよね。

基本的にWindows10以降であればGUIで簡単に変更することが出来るんですが、UACの設定を弄ってる場合など、このメニュー自体が出てこない事があります。
そういう場合、PowerShellで対応する方法があるんですが、しょっちゅうググるのが面倒になっちゃったので、自分のメモも兼ねて記事にして残しておくことにしました。

手順1.PowerShellを管理者権限で起動します。
起動したら「Get-NetConnectionProfile」と入力

管理者:Windows PowerShell ×
Windows PowerShell
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.

新しいクロスプラットフォームの PowerShell をお試しください https://aka.ms/pscore6                        

PS C:\Users\hogehoge>
Get-NetConnectionProfile


手順2.現在アクティブなネットワークの情報が出てきます。
「InterfaceIndex」に出力された番号を控えておきます。
管理者:Windows PowerShell ×
Windows PowerShell
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.

新しいクロスプラットフォームの PowerShell をお試しください https://aka.ms/pscore6                        

PS C:\Users\hogehoge>
Get-NetConnectionProfile

Name                     : ネットワーク
InterfaceAlias           : イーサネット
InterfaceIndex           : 26
NetworkCategory          : Public
DomainAuthenticationKind : None
IPv4Connectivity         : Internet
IPv6Connectivity         : NoTraffic
				


PS C:\Users\hogehoge>


手順3.下記コマンドを入力して設定変更を行います。
Get-NetConnectionProfile -InterfaceIndex 先程控えた番号を指定 | Set-NetConnectionProfile -NetworkCategory Private
重要なのは「InterfaceIndex」と「NetworkCategory」ですね。

InterfaceIndex:変更したいネットワークアダプタを番号指定します。
NetworkCategory:変更したいネットワークカテゴリを指定します。今回の例ではパブリックからプライベートに変更していますが、逆に本項目に「Public」と指定すればプライベートになっている設定をパブリックに切り換える事が出来ます。
管理者:Windows PowerShell ×
Windows PowerShell
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.

新しいクロスプラットフォームの PowerShell をお試しください https://aka.ms/pscore6                        

PS C:\Users\hogehoge>
Get-NetConnectionProfile

Name                     : ネットワーク
InterfaceAlias           : イーサネット
InterfaceIndex           : 26
NetworkCategory          : Public
DomainAuthenticationKind : None
IPv4Connectivity         : Internet
IPv6Connectivity         : NoTraffic
				


PS C:\Users\hogehoge> Get-NetConnectionProfile -InterfaceIndex 26 | Set-NetConnectionProfile -NetworkCategory Private


手順4.特に表示は変化しませんが、これで設定変更されています。
管理者:Windows PowerShell ×
Windows PowerShell
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新しいクロスプラットフォームの PowerShell をお試しください https://aka.ms/pscore6                        

PS C:\Users\hogehoge>
Get-NetConnectionProfile

Name                     : ネットワーク
InterfaceAlias           : イーサネット
InterfaceIndex           : 26
NetworkCategory          : Public
DomainAuthenticationKind : None
IPv4Connectivity         : Internet
IPv6Connectivity         : NoTraffic
				


PS C:\Users\hogehoge> Get-NetConnectionProfile -InterfaceIndex 26 | Set-NetConnectionProfile -NetworkCategory Private
PS C:\Users\hogehoge>


手順5.実行結果を確認する為、再度「Get-NetConnectionProfile 」を実行します。
管理者:Windows PowerShell ×
Windows PowerShell
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新しいクロスプラットフォームの PowerShell をお試しください https://aka.ms/pscore6                        

PS C:\Users\hogehoge>
Get-NetConnectionProfile

Name                     : ネットワーク
InterfaceAlias           : イーサネット
InterfaceIndex           : 26
NetworkCategory          : Public
DomainAuthenticationKind : None
IPv4Connectivity         : Internet
IPv6Connectivity         : NoTraffic
				


PS C:\Users\hogehoge> Get-NetConnectionProfile


手順6.設定がパブリックからプライベートに切り替わったことが分かります。
管理者:Windows PowerShell ×
Windows PowerShell
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.

新しいクロスプラットフォームの PowerShell をお試しください https://aka.ms/pscore6                        

PS C:\Users\hogehoge>
Get-NetConnectionProfile

Name                     : ネットワーク
InterfaceAlias           : イーサネット
InterfaceIndex           : 26
NetworkCategory          : Public
DomainAuthenticationKind : None
IPv4Connectivity         : Internet
IPv6Connectivity         : NoTraffic
				


PS C:\Users\hogehoge> Get-NetConnectionProfile -InterfaceIndex 26 | Set-NetConnectionProfile -NetworkCategory Private
PS C:\Users\hogehoge> Get-NetConnectionProfile

Name                     : ネットワーク
InterfaceAlias           : イーサネット
InterfaceIndex           : 26
NetworkCategory          : Private
DomainAuthenticationKind : None
IPv4Connectivity         : Internet
IPv6Connectivity         : NoTraffic
				


PS C:\Users\hogehoge>
以上になります。ちなみにIntercaceIndexは結構コロコロ変わるみたいで、一概に同じ番号とかではないみたいです。
くれぐれもコピペで実行される際は、十分ご注意下さいね。

ではまた!( ・ω・)ノ

2024年2月26日月曜日

PIPC版Officeがいつの間にか完全オフライン運用出来なくなっていたよ!

どうも皆さんぐーてんもるげん!いかがお過ごしですか?
今回のネタはOfficeのライセンスのお話。
先に言っときます。相談に乗って下さった中の人には悪いんですが、
もうね、うんざりですよ。本当に。

先日の事、前のブログでもネタにした闇堕ちLetsNoteに入ってた、明らかに駄目だろコレOfficeライセンスの件でMicrosoftの中の人と会話することがありました。
その際ライセンスの話の流れで、たまたまPIPC版OfficeとPOSA版Officeの話になったのですが、

私「たまーに業務上の理由でどうしてもオンラインに出来ないって端末が未だにあるんですよ。そういう端末の場合、POSA版は駄目じゃないですか。だからPIPC版で対応して貰うしかないですよね」

中の人「え?PIPCでも駄目ですよ?

私「は?駄目?」

中の人「ええ、Office2019まではそれで良かったんですが、Office2021以降のバージョンはPIPCであっても定期的なオンライン認証が必要です

私「本当ですか??えぇ!?完全オフライン環境で使用したい場合はどうすれば?」

中の人「Office2021以降のバージョンであれば、LTSC版を購入頂くしかありません

私「マジですか・・・・」

とまぁ、当初話していた内容とは脱線したんですが、それ以上に有益な情報が得られたので、記事にしてみました。

POSA版とは

Point Of Sales Activationの頭文字を取って、「POSA版」と呼称されます。
要はレジを通してお金を払わないと、キーが有効にはならないよーってヤツですね。コンビニとかで売ってるAppleGiftカードとかと同じだと思って貰えばいいかな。
POSA版のライセンスはMicrosoftアカウントに紐づく為、Officeのライセンスは「個人」の持ち物になります。つまるところ、Aさんが持ってるPOSA版OfficeをBさんが使ったら駄目だよーってことですね。
反面、ハードウェアには何のライセンスも紐づかない為、正規の手続きを踏めば別端末にライセンスを移すことは可能です。
※これが非常にめんどくさいのは内緒。。。
POSA版はライセンスがMicrosoftアカウントに紐づくという特性上、該当端末が常時オンライン接続されており、Microsoftアカウントがサインイン状態である事が大前提となっています。定期的にライセンスの状態をチェックしており、おかしい使われ方をしていないかをモニターしてるわけですね(パトロール認証)。該当端末を一定期間以上オフラインにしてしまうと、サインインを促すメッセージが出たり、最悪の場合Office自体が起動不可能になってしまうのはこのためです。

PIPC版とは

PCに付属されてくるライセンスになります。
パソコン買ったら既にOfficeが入ってる事がありますよね?アレです。
PIPC版はインストールされていたハードウェアにライセンスが紐づく為、ユーザ間で使いまわしても問題は無い反面、ハードウェアが物理故障等で寿命を迎えた場合、ライセンスも失効することになります。
また、ライセンス自体もハードウェアに紐づく為、完全なオフライン環境でも問題なく使用することが出来ました。今まではね

完全オフライン運用出来たのは2019まで

上で説明した内容から、PIPC版であればMicrosoftアカウントに紐づかない為、常時オフラインであっても問題ないと考えられたかも知れません。
実際、Office2019まではその仕様で間違は無かったようなのですが、Office2021以降のバージョンからは、PIPC版Officeであってもパトロール認証には引っかかるようになってしまったようなのです。

完全オフライン運用にはLTSC版の導入が必要

LTSC版とは?
Microsoftが中小企業向けに販売している、Software in CSPで提供されるOffice製品に付与される名称になります。
ええ、もう訳が分からないね。なんのこっちゃ?

従来、Openライセンスという名称で提供されていた、Microsftが提供するボリュームライセンスの販売形態の事です。
会社なんかでパソコンを10数台所持していて、全部の端末にOffice製品を入れたいとします。が、1台毎にライセンス情報を管理するのは非常にめんどくさいし、POSA版を買ったとしてもライセンス自体は会社ではなく「個人」に紐づく為、該当する社員が退職してしまった場合、別の社員がそのライセンスを使いまわすのはライセンス違反になっちゃうんですね。
※ユーザ間のPOSA版ライセンスを譲渡する事自体は適法である、という判例が出たとのお話も聞いた記憶がありますが、詳しくないので今回は省略します。
気になる方はググってみてください。
こういう問題をまるっと解決するのがボリュームライセンスになるわけです。ライセンス自体は企業の持ち物になりますし、利用する本数で契約する為無駄が出にくい、しかも1ライセンスあたりの価格は安価になる傾向があるという、ぱっと見良い事だらけなライセンスになります。
デメリットとして一番大きいのは「ユーザ間の譲渡が出来ない」事でしょうね。例えば「このPCもう使わなくなったし売っちゃおう!」となった時に、搭載されているOSやOfficeがボリュームライセンスで購入したものだった場合、OSやらOfficeを付けた状態で売るのはライセンス違反になります。
前の記事で紹介した、闇堕ちしちゃったLetsNoteに入ってたOfficeもコレと同じです。

何で名前が変わったのかなぁと考えていたんですが、恐らくMicrosoft的にはSoftware in CSPの買い切り永続ライセンス(従来のOpenライセンスと同じ)からの移行を足掛かりに、サブスクリプション形式のライセンスへの移行を進めたいんでしょうな。
ちなみにCSPライセンスの金額は購入本数とソフトウェアの種類でかなり開きがあるので、一概に参考価格を提示することは難しいみたいです。

最後に

正直に言おう、もうね、うんざりですよ(2回目)。
間違っちゃいけないのは、悪いのはMicrosoftではなくて、あの手この手で不正利用しようとする不届き者だって事なんです。
それは分るんです。わかるんですが、まともにライセンス買ってるユーザに対する対応と負担が大きすぎやしません?
すんなり導入して使っている分はいいんですが、ちょーっとでもそこから外れる(オフライン環境で使いたいが該当するかは本当に疑問)と、もうね嵌る嵌る。
何が腹が立つって、まともに規約を守って使おうとしている人ほど苦労する。
正気の沙汰じゃありませんよ。こんなの。。

個人的にはもうみんなでLibreOffceに移行しちゃった方がいいんじゃないの?と思ってます。まぁ色々と問題はあるんでしょうが。

たまには真面目な事も考える私です。
ではまた!( ・ω・)ノ

2022年10月31日月曜日

PowerPointスライドショーを自動開始するバッチを作りたい

PowerPointで作成したスライドショーを、自動開始させたいケースがあったのでバッチを作ってみました。今回はPCの電源投入後、自動開始させたいとの内容。

多分これから先、同じ内容でぶち当たることがありそうなので、自分用の備忘録用に記事にして残しておきます。役に立つといいなぁ。

以下、作成したソース。

@ECHO OFF
REM 要設定変更(ここから)

REM PowerPointのインストール先を指定(フルパス)
SET powerPointPath="C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16\POWERPNT.EXE"

REM 再生したいpptファイルを指定(フルパス)

SET pptFilePath="C:\sample\Test.pptx"

REM 端末起動からファイル表示開始までの待機時間を指定
SET timeWait=30
REM 要設定変更(ここまで)

REM スライドショー開始までディレイをかける
timeout /t %timeWait%

REM スライドショー自動開始
%powerPointPath% /S %pptFilePath%

exit

PowerPointViewer時代と違い、POWERPNT.exeに渡す起動引数が「/S」になっていたのでちょっとハマりました。こういう起動引数系のヘルプってどこかにまとまってないもんなんですかね。。。

 

ではまた。

2022年4月28日木曜日

【再掲】プリインストール版Office2021の再インストールでどえらい目にあった話

どうも皆さんいかがお過ごしですか。万年社畜な私です。

GWは死ぬほどのんびりしてやろうかなとか思ってますけども!


今回のネタは仕事絡み。Office2021のインストールでひっどい事になったので、トリ頭な自分用のメモも兼ねて記事にしてみました。

もうね、もうね、すっごい大変だったんですよ。ええ。

先に書いときますけどね、すっごい長いよ。長いのであらすじだけ書くと

 

1.新しいノートPCを買ったけど、初期セットアップ中にミスったのでリカバリしたら、プリインストール版のOfficeが使えなくなったよ!!

2.メーカーさんに匙投げられたから、マイクロソフトのサポート窓口に泣きついたら、言われることが二転三転したよ(約2週間)

3.結局マイクロソフト側の不具合だったみたいだよ!(詳細不明)

 

です!正直書いてるだけでだいぶストレスだし、やられた側としては一ミリも楽しくないので、他人の不幸は蜜の味的に楽しんでいただけたらコレ幸い!

では、以下本編!!

 

事の発端は、添付メディアでのリカバリ

リカバリってのはアレですな、PCの調子がなんか悪いなーとサポセンに問い合わせたら「とりあえずリカバリして」って言われるアレです。

とりあえずビールと大して変わらないですね(全然違う

 

ぶっちゃけ、リカバリしてバックアップ戻したほうが早いしね!調子悪くなったら!

原因突き止めたとしても、結局ブログのネタになるくらいのもんだからね。

 サポセンの人も「原因調査に時間かけるより、さくっと復帰させて使えるようになってもらったほうが良いじゃん」って意味でリカバリ勧めてると思う(思いたい)。

 

前置きがちょっと長くなっちゃいましたが、今回はその「リカバリ」でやられたわけで御座いますよ。


今回の端末にはOfficeがプリインストールされてたんですけども、いつもの調子でサクッとリカバリメディアで戻したらね「Officeが無い」んですね。ここまでは別に「あーはいはいはい」って感じです。

Office.comからダウンロードすればいいんでしょ?プロダクトキー入れて。


なんてタカを括ってたら「プロダクトキーが無い」


は?え?失くしたの?そんな馬鹿な。

でも無い。見た覚えも、無い。 例のカードが無い。


慌ててググると「プリインストール版のOffice2021はデジタル認証になる為、プロダクトキーが添付されないケースがある」との事。ちなみに、Office2019の一部でもデジタル認証を採用しているモデルがあったみたい。

うん、つまりこの端末のOfficeはデジタル認証だったって事だね!!


で、肝心のインストーラはどっから入手すんのよ?あ?

 

とりあえずメーカーサポートに問い合わせ。プリインストール版のサポートに関しては、基本的にメーカが面倒を見るってのが自作er的常識だと思ってたので(他のヒトがどうかは知らんよ!)。

※自作erってのは、パソコン自作に狂って食費をゴリゴリ削ってマザボとかCPUとかにつぎ込んで、ベンチスコアとかオーバークロックとかで楽しみだす、私みたいな頭のおかしい人たちの事だよ!暇だったら覚えてねw


そんで、状況を説明したところ

「マイクロソフトに聞いてね(ニッコリ)」で一蹴。

えー。。。散々時間かけて得られたのがこんだけ?まじでぇ。。。

 

ここで色々ぶん投げてPCの電源ブチ切りして帰宅して酒キメたいところですが、いやいや、それでトラブルが溶けてなくなるわけじゃない(連休明けの地獄が確定する)と思い直し、マイクロソフトのチャットサポートを繋ぐ私。偉いね。


ちなみに、記録をきちんと残したいので、チャットサポートを使うことがかなーり多いんですけども、今回繋いだらね

 

15人待ち

 

とか出てるんです。マジで??コレ営業時間内に繋がるの??

ちょっと評判のラーメン屋か何かを見る気になって、げんなりする私。

半分投げやりになって他の作業をやりながら、ちくちく待つと自分の順番が回ってきました。

良かったよ「サポート時間終了しました。営業時間内に再度お試しください」とか言われなくて。

 

チャットで今回の状況を説明します。だらだら書いてもあれなので簡潔に言うと

・端末からOfficeがなくなった

・デジタル認証端末だと思うけど、実際のところキー失くしたかも

・再インストールしたいんだけど、そもそもインストーラをどこから入手すればいいの?

 

回答

・リカバリメディアにOfficeのインストーラが添付されてない、デジタル認証の端末っぽい

ってなって、なんとプリインストール版OfficeのダウンロードURLを教えてもらえたんですよね。

 

Office2021Personal ダウンロードURL

https://officecdn.microsoft.com/pr/492350f6-3a01-4f97-b9c0-c7c6ddf67d60/media/ja-jp/Personal2021Retail.img


ちなみに

Office2021 Home&Business ダウンロードURL

https://officecdn.microsoft.com/pr/492350f6-3a01-4f97-b9c0-c7c6ddf67d60/media/ja-jp/HomeBusiness2021Retail.img

 

Office2021 Professional ダウンロードURL

https://officecdn.microsoft.com/pr/492350f6-3a01-4f97-b9c0-c7c6ddf67d60/media/ja-jp/Professional2021Retail.img

 

ここからダウンロードできるみたい。

※Microsoftチャットサポートさん、情報提供と公開許可頂き、有難う御座いました!

 

で、インストールしたらあとはOfficeを立ち上げるだけ!するといつものライセンス認証画面が出て、プロダクトキーの入力を求められます。


え?プロダクトキー??

 

でも大丈夫なんですねー。デジタル認証されている端末だと、プロダクトキーの入力画面で「キャンセル」押せば、自動的にプロダクトキーが埋められて次の画面にジャンプしちゃうんです(これは本当に驚いた、どうやってるんだろ)。

 

って前回この記事を書いたときはね、これで「解決しましたぁ!」的に書いてたんですよ!

ええ、解決してなかったんですよね!!(激おこ

 

そう、ライセンス認証通ってなかったんですよ。

フツーにページジャンプするから通ったと思うじゃん!何なのもう!

 

仕方がないから、まーたマイクロソフトのサポセンに電話することに。

たっぷり2時間話した結論としては

・前のリモートサポートで提供したRetail版のIMGファイルを使う必要は無いよ

・Windowsストアからダウンロードして使い始められるよ

・Windowsストアからのダウンロードに使用したアカウントに、Office製品は紐づくよ

でした。

いやね、驚いたよ私。そらもう驚いた。

なんで、プリインストール版でマイクロソフトアカウントに紐づくのよ?

 

プリインストール版だよ?意味わかってる?

プリインストール版ってのはですねー、ハードウェアと一蓮托生なライセンスなんですね。つまり、インストールされてるハードウェアがぶっ壊れたら試合終了。

だから、使用者たる「アカウント」にライセンスを紐づけるパッケージ版とは異なり、マイクロソフトアカウントの使用は「推奨」はされてたけど、「必須」じゃなかった。

 

今まではね!!

サポセン曰くどうもOffice2021からはプリインストール版でもマイクロソフトアカウントが必須になるっぽい。

これじゃあ人にも紐づいてて、ハードウェアにも紐づくなんて、プリインストール版とパッケージ版の良くないところ取りをしたみたいじゃないの、って笑ってたら


その通りだった。。。

 

どうも最近規約改定があったみたいで、こんな売り方になってたみたい。これってつまり、端末を中古で売ったらOfficeのライセンスはゴミになるって事じゃない(アカウントの譲渡はNG)。

いや、ひっどいね。これ。 いつのまにこんな事になってたんだろ。


ここまで書いといてアレなんですが、この「プリインストール版でもマイクロソフトアカウントに紐づく」ってのもどうも間違いみたい(後々発覚)。


ここまでやって、仕方がないなぁとかなんとか言いながらIMGでインストールしたOfficeを一旦アンインストールして、Windowsストアから再度入手を試みる。


その結果、別のエラーメッセージが出るようになった。

詳細は伏せるんだけど、ストアの「このデバイスに含まれる」に記載のあるOfficeの利用ボタンを押すと、「bad request」のメッセージががが。

どうやらマイクロソフトが本気で心をへし折りに来ていると悟る私。ここまで来たらとことんやってやろうじゃないか、この問題の深淵を覗いてやろうじゃないかとほくそ笑みながら、ドMの境地に達した事に気づきます。マイクロソフトは本当にユーザビリティな企業さんですねぇ~!!(煽

 

軽くググったら「時間を置いたら治るかもよ?」的記載を見つけて、半日待ってみることに。するとなんと解決してない!!

ええ!知ってたよ!!(怒

 

ここでまたまたまたマイクロソフトサポートに電話し、事の詳細を伝える。すると

・モデル情報を調べたが、どうもこの製品はプロダクトキーが添付されている筈(デジタルライセンスではない)可能性が高い。

と言われる。いや、付属して無かったんですよって!!

ここで可能性は

・Office付きを買ったつもりになっていて、実はついていなかった

・プロダクトキーのカードをメーカが入れ忘れた

・私をPC嫌いにしようとしている誰かの仕業

ということになる。うん、どれも可能性があるし、どれも面倒くさいなぁ(ぇ。

 ここで、購入証明を出してもらえれば調査しますと言われ、端末をいつ入手したのか、日付のわかる納品書を用意してくれと言われます。

え?なに?そこまで用意する必要あんの??

 一旦電話を切って、納品書等を準備します。受付番号を手書きしてからスキャンしてくださいと言われたので、納品書のコピーを作成してマイクロソフトの受付番号を手書きして、スキャンしてPDFに。

ああもう本当に面倒くさい。

しかしだ、ここまでやったんだから解決しないシナリオは無いだろう!

※もはや意地

 

ハイ、マイクロソフトに電話して、言われたものを用意した旨をお伝えします。するとですねぇ

マイクロソフトサポート「パソコンの構成情報も出して頂かないと・・・・」 


ここで遂に私、あまりの後出しジャンケンっぷりに、不本意ながら若干ブチ切れます。

前回電話で必要な書類を用意してくれと言われたときに、他に必要なものは無いかと聞いたじゃないか!!

もしかしてのらりくらりと引き延ばして根負けするまであーだこーだいうつもりなのか!!

ごめんね!わかってるの!サポセンの窓口にこんな当たり散らしてもしょうがないってわかってるの!だからね、ここまでボロカスには言わなかったよ!だけども相当感じ悪くなったんじゃないかなぁ。本当に申し訳ない。

でもね、流石に3週間目ともなると、通常業務への影響もそれなりなのね。だから我慢の限界だったの、わかってほしい!!。

ただまぁ、感情論剥き出しでいっても一ミリも解決しないので、とりあえず構成情報を出せるかどうか確認してみると伝えて電話を切ります。


2日後、事態が急展開するのです。

構成譲歩を提示できないかとやりとりしている最中、マイクロソフトサポートから電話が入り

「どうもライセンス認証を管理しているサーバ側に不具合が出ていたっぽいです」

的な事を言われ、

「もう一度ライセンス認証を試みて貰えませんか?」

と。

 

いいよ、やってやるよ。

ひとりぼっちは、寂しいもんな(何?。

 

何度か数えるのもうんざりする位押したPCの電源ボタンをポチッとやり、OSを立ち上げて再度ライセンス認証を試みる。

ちなみにコレ、上記のリンクから入手したオフラインインストーラで入れたまんまの環境ですね!!そうです、エラーという屍を大量に積み上げたアレですね!!

 

はいはい、ライセンス認証の画面ですね、はい成功ね、

 

は!!?成功!?

 

 あまりの事に数秒間固まってしまいましたが、コレはあれですか、うまくいってるってやつですか??

 表示されたのはプロダクトキーの入力を求めるわけでもなければ、マイクロソフトアカウントへのログインを促すわけでもない「確認」と「キャンセル」のみ押せる画面。

電話口にいるサポート担当者の指示に従い、「確認」のボタンを押下。

すると・・・・

 

出ましたよ!「この製品はラインセンスされています」の文字が!!信じられないね! わけがわからないよ!!

 

ちなみにもう一台おんなじエラーを吐いてたのがあったんだけど、それはそれで「FixIt」のツールを適用したらすんなり成功。一応URL書いときますか。

aka.ms/diag_97275

ちなみにこのFixItツール、ダウンロードリンクが滅茶苦茶分かりづらい。

ぶっちゃけ、ダウンロードページが無いの。

サポセン窓口は「公開しているツール」とは言ってたけど、不親切が過ぎやしないか?

 

そうそう、今回のマイクロソフト側の障害も完全には復帰していないらしくて、本来ならストアアプリから入手した資産でセットアップ可能らしいんだけど、それはうまくいかなかったみたい。やれやれですよ。


で、結論ですが

・当初プロダクトキーがついている製品DA!!とか言ってたけど、結局デジタルライセンスが正解だったというトンデモオチ

・認証サーバ側のトラブルだったので、こっちサイドで何しようが全く無意味だった

って事ですな。ただね「プリインストール版のライセンス」の考え方については、正直物議を醸したい。安い商品じゃないわけですよ、なんでライセンスの基本概略がサポートの窓口によって回答が違うのさ。最初に問い合わせたときは「ハードにもアカウントにも紐づく」と言われ、次に問い合わせたら「ハードには紐づくがアカウントには紐づかない」と言われ。。。どっちを信じればいいのさ?

 

あのね、私は言いたい。

マイクロソフトの社員にプレリリースの情報だけでOfficeのライセンス認証をやらせてみろ!と!

あれっぽっちのヘルプの情報だけでOfficeを売ることを決定した人間に言いたい、サポセンにどんだけ問い合わせくると思ってんだと。

エンドユーザの心をへし折りに来てまで、Office365を売りたいんかと。

 

これはね、正直マイクロソフトに対して企業倫理を問いたい。マジで。 

私も元々開発とかする側にいた端くれだし、それなりにPCの世界に浸かってきた人間だからね、そうそうボロカスには言わない。

でもね、今回は無理。ホントごめんなさい。擁護出来ないわ。


結論:プリインストール版Officeも場合によっちゃPOSA版よりめんどくさい

昨今Officeのライセンス管理方法やら規約やら、やたら面倒になってきてますけども、自社社員さえまともに理解出来ないようなルールを何故採用したのかと問いたいですね。

確かにPOSA版はマイクロソフトアカウントの作成と管理が必須にはなっちゃうけど、裏を返せばマイクロソフトアカウントさえちゃーんと管理出来るなら、プリインストール版を選ばずにパッケージ版を買ったほうが絶対に良い。パッケージ版なら端末壊れてもOfficeは移植出来るし、2台までインストール出来るし。

ちなみにマイクロソフトが推しまくってるOffice365については

・常に最新のOfficeが使いたい新しいもの好き

・日々襲い来るトラブルを「乗るしかないぜこのビッグウェーブに」的に楽しめる奇特な方

・パソコンを個人で3台以上持っている方

人以外は買わないほうが良いです。年間ライセンス料1.2万といえば聞こえはいいですけども、3年以上使ったらコスパは逆転しますもん。

あとさ、「常に最新版のOfficeを使える」って、そんなに嬉しいかね?

メールにファイル添付して送ったときなんか、相手のOfficeのバージョンが古くてまともに開けず、ストレス爆弾と化すシナリオしか思いつかないだけど、そこんとこどうなんだい?

色々あってとりあえず今回のトラブルは収束しそうだけどさ、メーカーさんももう少しわかりやすい所に情報出しておいて欲しいね。

 

次回の更新こそ、クルマネタを!!

2022年4月11日月曜日

「クイックアクセス」からピン止めが取れなくなった

Windows10のクイックアクセスから、使わなくなったフォルダのピン止めが外せなくなっちゃったので、次嵌った時の為に覚書。

 

以前の投稿で運用を停止したNASがまだクイックアクセスに残っていたので、流石に目障りだなぁとピン止めを外そうとするけど、外れない。というか、右クリックメニューさえ出てきません。えー。。。

 

 

 

 困り果ててググると、以下の方法を見つけます。

1.フォルダの「ファイル」メニューから「フォルダーと検索のオプションの変更」を選択。


2.フォルダーオプションから「プライバシー」欄の「エクスプローラの履歴を消去する」の消去ボタンを選択し、OKボタンを押下。


 これで解決するか、やれやれと思っていたんだけど「消せない」。えー。。。なんでぇ?

 

更に調べたらクイックアクセスのファイルそれ自体を追い出してしまえばいいことが判明します。パスは以下の通り(コピペされる方は全角¥マークを半角に変換して下さいね)。

 C:¥Users¥%userprofile%¥AppData¥Roaming¥Microsoft¥Windows¥Recent¥AutomaticDestinations

なお、パスの途中にある幾つかのフォルダが隠しフォルダになっているみたいで、通常設定のエクスプローラでフォルダ選択で到達することは出来ないみたいです。

フォルダを開けると「AUTOMATICDESTINATIONS-MS ファイル(.automaticDestinations-ms)が大量にあるので、削除。なお、どのファイルがどのクイックアクセスなのかはパッと見ではわからないようになってます。

 まぁ普段からクイックアクセスからフォルダにジャンプする事はほぼ無かったので、綺麗さっぱり削除。ちなみにデスクトップやダウンロードのクイックアクセスは、削除できないみたいです。

 

これで作業終了。こういうしょーもない事で時間を取られると結構堪えます。。 

ではまた。

2022年3月25日金曜日

Windowsのモニタ認識番号でどうしようもなくハマったので覚書

仕事でマルチモニタで作業をすることが多い私。今回はその中で「あんちきしょう!」と叫びたくなるくらいハマったので、自分用の覚書的に記事にしてみました。

なお、今回の記事ではレジストリを弄りまわしているので、自力で元に戻す自信のない方や、レジストリって何?って方は不用意に試さないで下さいね。失敗すると本気でPC壊れちゃうので。 

では、本題。仕事上で使うツールの中に、マルチモニタ環境で複数のツール画面を展開できるものがあるんですが、この中のとあるウィンドウが、表示して欲しいモニタに出てくれない!という事態に遭遇。当初「プライマリディスプレイになってないからでしょ?」程度に軽く考えていたものの、プライマリディスプレイの設定はきちんと行われており、何ら問題ないことを確認。接続を変えてもダメ。

困り果ててリファレンスに目を通すと

「本ツールのウィンドウ制御は、ディスプレイの識別番号によって表示位置を認識しています」との記述を発見。

つまり、プライマリディスプレイを起点とした絶対座標でもなければ、ツールのメインウィンドウを起点とした相対座標でもなく、各ディスプレイ毎の絶対座標をディスプレイ識別番号で設定し、表示していたわけです。

で、困ったのがモニタの接続は入れ替えられるけど、モニタ自体は入れ替えられないって事。いや、入れ替えようと思えば入れ替えられるんですが、モニタアームを使用している環境だったので「めんどくっさ!」となった訳ですね。

何とか設定変更で解決できないものかと色々調べたところ、どうもレジストリでディスプレイ毎のハードウェア的な情報と表示時に付与する番号を管理しているらしい、ということが判明しました。

HKLM\Systems\CurrentControlSet\Control\GraphicsDrivers\Configuration
HKLM\Systems\CurrentControlSet\Control\GraphicsDrivers\Connectivity

 要はこの2つのレジストリを消しちゃえば、過去に当該端末へ接続したディスプレイの識別情報は綺麗さっぱりなくなるということ、ですね。

※作業時に接続するディスプレイは、識別上1番で認識して欲しいディスプレイのみに限定する必要はあるみたいです。

まぁレジストリはレジストリなわけで、下手に弄ると取り返しのつかないことになるわけですね。ええ、訳も分からず弄るとOS壊すって事です。やはり作業前に消そうとしているレジストリはバックアップを取るべきでしょうね。

 ただこの作業、結構な頻度で発生しそうなので(仕事柄マルチモニタ環境を作る機会が結構多い)全部ひっくるめてbatファイルにしちゃうことにしました。

 以下ソース

@echo off

REM カレントディレクトリを保持します
SET CAL_DIR=%~dp0

REM バックアップしたレジストリの出力先
SET TmpFile=%CAL_DIR%%date:/=-%


ECHO 本バッチプログラムを実行すると、過去に端末に接続されたディスプレイの認識情報をすべて初期化されます。
SET /P USR="処理を続行します。よろしいですか?(y/n)"

REM 第1段階チェック処理
IF NOT %USR%==y (
 ECHO ユーザ操作により中止されました
 GOTO END
)

ECHO 本バッチプログラムを実行する前に、ディプレイ認識番号1番で認識させたい
ECHO ディスプレイのみ、接続されている状態であることを確認してください。
SET /P USR="処理を続行します。よろしいですか?(y/n)"

REM 第2段階チェック処理
IF NOT %USR%==y (
 ECHO ユーザ操作により中止されました
 GOTO END
)

REM バックアップしたレジストリファイルの格納先を用意
IF NOT EXIST %TmpFile% (
 MKDIR %TmpFile%
)

REM 既存レジストリをバックアップ
REG EXPORT HKLM\System\CurrentControlSet\Control\GraphicsDrivers\Configuration %TmpFile%\GraphicsDriversConfiguration.reg /y
REG EXPORT HKLM\System\CurrentControlSet\Control\GraphicsDrivers\Connectivity %TmpFile%\GraphicsDriversConnectivity.reg /y

REM 既存レジストリのバックアップ実行状態チェック
IF NOT EXIST %TmpFile%\GraphicsDriversConfiguration.reg (
 ECHO 既存レジストリのバックアップに失敗しました。処理を中止します。
 GOTO END
)
IF NOT EXIST %TmpFile%\GraphicsDriversConnectivity.reg (
 ECHO 既存レジストリのバックアップに失敗しました。処理を中止します。
 GOTO END
)

ECHO 最終確認 過去に端末に接続されたディスプレイの情報を初期化します。
ECHO 実行しているプログラム等によっては、予期しない不具合が生じる可能性があります。
SET /P USR="処理を続行します。よろしいですか?(y/n)"

REM 最終段階チェック処理
IF NOT %USR%==y (
 ECHO ユーザ操作により中止されました
 GOTO END
)

REM 既存レジストリを削除
REG DELETE HKLM\System\CurrentControlSet\Control\GraphicsDrivers\Configuration /f
REG DELETE HKLM\System\CurrentControlSet\Control\GraphicsDrivers\Connectivity /f

:END
pause

はい、わかる方からしたらかなり無駄な事してるなぁと思われそうな(笑)。

処理の流れとしては、

1.既存のレジストリをバックアップするフォルダを日付でカレントディレクトリに作成

2.キー「Configuration」とキー「Connectivity」をバックアップ

3.キー「Connectivity」とキー「Connectivity」を削除

って感じです。気を付けないといけないのは、本処理を実施する場合、事前に認識番号1番で認識して欲しいディスプレイのみ接続されている状態になるようにしなきゃいけないって事と、管理者での実行が必須って事ですかね。 

ちなみに、実行後に認識番号2番以降で接続して欲しいディスプレイをつなぐ場合、必ず再起動すること。というのも、本バッチプログラムで削除したふたつのキーは、ディスプレイの「再接続」時に生成されるため、実行直後は空っぽの状態になっています。これがちょっと厄介。

どういうことかというと、認識番号1番で拾って欲しいディスプレイの接続情報、バッチ実行直後(レジストリ削除直後)には再作成されていない為、「うほーい!レジストリが消えたぜ!」と意気揚々と認識番号1番で拾って欲しいディスプレイが接続されている端末に、認識番号2番で拾って欲しいディスプレイを再起動せずに接続しちゃうと、後から接続したディスプレイに認識番号1番が付与されてしまい、本来1番で認識して欲しかったディスプレイの認識番号が2になっちゃうんですね。何とまぁ。。。

コレ、環境によって再現したり再現しなかったりマチマチで、気づくまでに滅茶苦茶時間がかかりました。あうあうあー。

 

というかこれ、UIレベルで修正できるようにならないものなんですかね。。まったく。

 

 2022/4/4 追記

その後調査してみたところ、オンボードグラフィックと別にUSB接続のグラフィックアダプタや、一部のマザボでは上記手順を実施してもうまくいかないケースがあることが判明。要はUSBアダプタのディスプレイ番号を、オンボード接続のディスプレイ番号の間に割り込むような形(オンボード DVIがNo1,USBアダプタがNo2,オンボードD-SubがNo3)みたいな認識は出来ないみたいです。面倒くさいなぁ。。。

 

ではまた!