2023年8月1日火曜日

車内エアコン快適化作戦第1弾 エバポレータークリーニングに挑戦してみたよ!

 どうも皆さまぐーてんもるげん!
日々の暑さで更に頭がおかしくなっているフォレスター乗りこと私です。

今回のネタはズバリ「エアコンを綺麗にしようよ!」です。
エアコンのカビ臭さが気になっているという方の参考になればこれ幸い。


エバポレータって何よ

今回のネタ、説明するにはまずカーエアコンが何で冷えるのかについて軽く書かないとわけわからんですね。

エアコンの基本的な仕組みですが、
1.空気を吸い込む
2.吸い込んだ空気を冷たいものにあてて冷やす
3.冷やした空気がエアコンの吹き出し口から出てくる

って段階を踏むのは、なんとなーくイメージして貰えるかと思います。
エバポレータっていうのは日本語で言うと「熱交換器」の事で、上記工程の2番、「冷たいもの」にあたるんですね。

じゃあ何でエバポレータをクリーニングするのか?
前述した通り、エバポレータは吸い込んだ空気を冷やす為、低温になります。すると、空気中の水分が結露してびちゃびちゃになっちゃうんですね。
夏場のクッソ暑いときにキンキンに冷えたビールやらコップに水滴がいっぱい付いてるアレをイメージして貰うと分かりやすいかな。
ほんでもってエンジンを切ったりエアコン自体をOFFにすると、エバポレータに付着した水分は乾ききらず付着したままになっちゃいます。
当然エバポレータは常温に戻っていきますから、結果として風通しが悪い上に太陽の光もささないという、まさにカビやら何やらが大好きな環境が出来上がっちゃうと、まぁそういうわけです。


エバポレータをクリーニングしたい!

ここまで聞くと「エバポレータを取り外して直接掃除したい!」とお思いかと思います。
ところがどっこい、これが実は滅茶苦茶大変。
エバポレータは中々深い所に設置されているため
1.グローブボックスを外して
2.メータ周りを外し
3.ステアリングまわりを取っ払い
4.ダッシュボードを外す
ここまでやってよーやくエバポレータとご対面出来るわけです。
当然車種によって工程は様々ですが、パネル1枚外してご対面出来るようなものじゃない、ってのはご理解いただけたかと思います。

ちなみに専門店に依頼すると、2.5万~3万以上かかっちゃいます。
ちょーっとお高いですよね。。。

そこで今回登場するのが「簡易エバポレータークリーニング」。
エバポレータを外さずに、簡易的にクリーニングしちゃおう!というわけです。

今回用意した商品がコチラ!

 ドライブジョイ 自動車用ACエバポレータ洗浄剤
クイックエバポレータークリーナーV 60ml V9354-0009 DJ
3850円 Amaz〇nで買ったときは2500円くらい


こいつをエアコンフィルターが付いてるところからプシューとやると、なんとエバポレータを簡易的にではありますがクリーニング出来ちゃうという!
じゃあどうせエアコンフィルター外すなら、エアコンフィルターも交換しちゃおう!というわけで用意した製品がコチラ!

デンソー カーエアコン用フィルタークリーンエアフィルター DCC5004
5280円 Amaz〇nで買ったら2000円くらい

ちなみにこの作業、ディーラー等でも受けてはもらえるみたいですが、エバポレータークリーニングだけで6000円くらいするみたい。
でも自分で頑張れば、エバポレータクリーニングとエアコンフィルターを新品交換までしてほぼトントンの金額になる!
というわけで自分で頑張ってみました!

まずはグローブボックスを外します。

ネジで止まっているので、割と簡単。
手前のネジはすぐ見つけられましたが、奥側と下側のネジはちょっと探しちゃいました。

で、グローブボックスを外して出てきたココに、エアコンフィルターが入ってるわけですね。
開けて古いエアコンフィルターとご対面!


おおう。。。これは予想以上にやばいですなwww

汚いのもそうなんですが、黒いアイツの残骸が。。。。いや、さすがに撮影前にバイバイしましたけども。。
※嫁さんに一部始終話したら「ぎゃああああ!!!なんてこと!?」とか言って歓喜してました。やったね!!

気を取り直してエバポレータークリーニングの準備を進めます。
日本語の超絶わかりやすい取説付き。この辺りは非常に有難いですな。

1.クリーナーの噴霧先を確認

グローブボックスを外して、既存のエアコンフィルターを外した状態にします。ええ、もうなってますね。

2.クルマの窓とドアを全開にします

場合によっては薬液が垂れることもあるみたいなので、心配なら新聞紙とかで養生したほうが良いかもです。フォレスターの時は特に気にならなかったかな?

3.エアゾールの準備をします


 

付属のホルダーにエアゾールホースの噴霧先をはめ込み固定します。
ホルダーの穴にホースの先端部を差し込み、カチッという感触があるまで上にあげればOKです。
なお、この時にエアゾールホースの巻き癖を取っておかないと、施工中にテンションが掛かっちゃって、結構な頻度でノズルがポロリと逝って、車内に薬液をぶちまける悲惨な事になっちゃうので気を付けて!
ホースの両端を掴んでぐにーっと軽く引っ張ると、結構巻き癖取れますよ。
両面テープを剥がして、ノズルを貼り付ける準備をします。
可能なら貼り付ける予定の場所を、軽く脱脂しておいたほうが良いかもですね。噴射中にポロリすると本当に悲惨なので。

 

ちなみに、ノズルの長さ自体よりもフロアファンに向かって「まっすぐ」固定出来ているかどうかが重要みたいです。
上下左右どちらかに傾いていると、薬液を噴霧した時に垂れちゃうんでしょうね。


4.エアコンの準備をします


 

エンジンを始動し、作業中にエアコンが停止しないように設定します。

エアコンの吹き出し口:顔面直撃なアレにします。足元噴霧はNG
内気循環:オンにします
設定温度:クーラーの一番低いモードに設定します
風量:最強に設定
A/C:オフにします
エアコンの吹き出しフィンを確認し、勢いよく風を感じられるかを確認。ちゃんと空いてないと薬液がエアコン内で滞留して故障の原因になるみたいです。
なお、くれぐれも「AUTO」でやらない事!
作業中にファンが停止すると本当に故障するみたいです。この辺は説明書にも何度となく書かれてました。

ここで注意!
ごくまれにフィルターケースを外した状態でエアコンを動作させると、フィルター開口部から空気が噴き出すタイプの車種があるみたいです。この場合、噴射中に薬液をフィルターケースからまき散らすことになる為、そのまま施工することは出来ないとの事。
対処法は、吹き返した薬液を車内にまき散らさないよう、クロス等でフィルター開口部を塞ぎながら施工する必要がありそうです。
あと、トヨタのプロボックスやサクシード等、一部車両で特殊な施工方法を取らないといけない車種もあるっぽいです。
詳しくは添付のマニュアルを見てみてください。
この注意書き、作業手順の結構後半に書いてあるんですよねぇ。全部手順書読んでから作業すればなんてことはないんでしょうが、前半に「該当車種に施工する場合の注意事項」みたくまとめてくれないと、見落とす人出てきそうですな。
まぁ、プロ向け用品との事なので、これでも十分ユーザーフレンドリーなのでしょうけども。


5.噴霧開始!

 

スプレー缶を垂直に設置して、ホースがしっかりと固定されていることを確認したら、吹き出し開始!噴射ボタンを押し込むとカチッというまでグッと押し込みます(結構カタイです)。
噴射時間は約3分間。ただスプレー缶が冷えてて圧が低い時なんかは、もう少し時間がかかるかも。
なお、説明書によると噴射の量と噴射音にばらつきが出る事があるらしいんですが、特に問題無いそうです。ぶっちゃけ、エンジン音がうるさくて全然わからなかったけどね。


6.いよいよエバポレータの洗浄を開始

 

噴霧が終わってもエンジンは切らず、エアコンをぶん回したままにします。
そんでもって、先程貼り付けた噴射ノズルやスプレー缶を撤去して、エアコンのA/Cをオンに。
重ねて言いますが、エアコンはまだ止めないように!
先程エアコンの仕組みをさらっと流した時に、エバポレータに結露水が付くって説明したかと思いますが、この結露水を使って汚れを洗い流すみたいです。ってことは、雨が降ってるときとか湿度の高い日の方が効果高いのかな?どうなんでしょ?


7.5分経ったら作業終了


 

 

エンジンをオフにして、エアコンフィルターを新しいものと交換します。このあたりは取り外した時と逆の手順でやればいいので特に困ることも無し。
フィルターケースを閉じてグローブボックスを戻します。


8.仕上げ



 

これ、開けてから気が付いたんですが、異臭防止の消臭剤までついてました。説明書だとグローブボックスの裏とかに貼り付けるみたいに書いてあったんですが、地味に隙間が無い+効果なくなったときに外すのが面倒なので、目の届くところに設置する事に。
あとはラベルに施工した日付を書き込んだら作業終了です。
※1年1回の実施を推奨してるみたいですね。

ちなみに交換前フィルタと交換用フィルタを並べた所、こんな感じ。
いや、やばすぎでしょ。。。

効果の程は?

元々異臭が気になるとかでは無かったので「ちょーっとさわやか?になったのか??んん?」って印象です。もっとニオイとか気になる環境で試したらまた違ったのかも。
ちなみに、施工直後は薬液のニオイは多少しますな。やっぱりというか、これは仕方がないのかな。ニオイの感じはカーメイトさんから出ている、超強力スチーム消臭シリーズにそっくり。個人的にはあんまり嫌いな感じではなかったかな。

数日後乗った嫁さんも、薬液のニオイは特に気にならなかったみたい。

クリーニング自体の効果はそこまで実感出来てませんが、エアコンフィルター替えるついでにやる、位で考えてたらそこまで悪い選択では無いのかもですね。

なお、あまりに古い年式のクルマでやると、最悪の場合エアコンぶっ壊すこともあるみたいです。フォレスターは大丈夫だったみたいだけど。


ただまぁかかるコストはそこまで無いし、エアコンフィルター交換のついでに出来る作業としては中々満足度は高いんじゃないかな?
最近エアコンのニオイが気になるなぁという方は、試してみてもいいかも!
 
 
ではまた!(・ω・)ノ