2025年11月14日金曜日

使い慣れたVICSとオーディオ環境は捨てたくない!激安タブレットと従来型ナビの併用で最強ハイブリットナビを目指す

 どうも皆様ぐーてんもるげん。今回のネタはずばり「カーナビ問題」

 私が今メインで愛用しているのはKenwoodのMDV-Z904(ちょいと古い機種)なんですが、カーナビの地図更新が出来なくなってしまいました。

んで、激安タブレットでGoogleMapを導入して、何とかそこまでコストをかけずにうまいこと解決できないかなー、と色々やってみたお話になります。試験運用含め1か月ほど使ってみたので、インプレッション期間としては十分かなと思い、記事にまとめてみました。ハイ。

自宅であまり使っていない古いタブレットが眠っているんだけど・・・みたいな方には結構参考になるんじゃないかな。


地図更新サポート終了という悲しい「現実」

 上でも書いた通り、古いカーナビを使ってて無視できないのが「地図更新のサポート期間」。

 我がZ904も例に漏れず、公式から地図データの入手が出来なくなっちゃいました。

 ただ、地図更新が出来ない事以外は全く困ってないんですよねこれが。新しい道や目的地を目指すとき以外は基本的に使えるし、ビミョーにぶっ壊れ気味なら「おっしゃいっちょ買い替えちゃうか!」と踏ん切りがつくもんなんですが、困ったことに?今のところ気になるやばそうな不具合は見当たらないんですよね。

 要は地図が更新できない以外は、何一つ機能的な不満はないわけです。


何故ピュアなAndroidナビを導入しないのか?

 地図更新不要なナビといえば、賢明な方ならご存じGoogleMapを基幹としたAndroidナビ。当然ながら私も導入を検討したんですが、国内メーカ製のナビがない。

 いや、厳密にいえばあるんですが、すべてAndroidAutoをベースとしたもので、ピュアなAndroidナビではない。要はAndroidAutoに接続するスマホなりタブレットがないと役に立たないんですな。

 海外に目を向ければいくつか商品はヒットするんですが、「大丈夫かいな?」と言いたくなるような日本語のサイトを持ってるようなメーカだったり。

 使うとなればスマホをテザリングするなり、自身のGoogleアカウントでログインするなりするわけで、正直ちと怖い。

 何より総じてAndroidのバージョンが古い。ベースになっているものは殆どがAndroid10程度で、公式サポートは2022年に終わってます

なので、いつGooglePlayが使えなくなるかわかったもんじゃない


そんでもって、「本当に使えるんかいな」という懐疑的な印象も払拭できないし、それに数万円投資する気にもなれないわけですわ。



捨てられない従来型ナビの「強み」 

 やっぱりというか、操作性の一択に尽きるかと思いますね。運転中に使用することを想定しているだけあって、GUIは徹底的に作りこまれてます。

 こういう日常使いするものは、操作系が変わると覚え直して慣れるまで、絶大なストレス貯金箱と化します。今まで当たり前に押していたところにボタンがないとか、メニューの構成が違うとか、ボリューム操作しようとして曲スキップしちゃうとか、地図見てたのに大音量になったりすると「あーー!?あ゛ーーー!(怒」となるわけですね。ハイ。

 Kenwoodがモデルチェンジを繰り返しても、物理キーの基本的な配置やメニューの構成を大きく変えてこないあたり、非常によくわかってらっしゃるという印象を受けますな。

 加えて、従来型カーナビならVICS(道路交通情報通信システム)の恩恵を受けることが出来ます。コレ、結構馬鹿にできないもので、道路の工事状況はもちろん、事故発生の状況等もリアルタイムで反映し、必要であればリルートを行ってくれるんですが、実に使える。実際、遠方出張時に天候が崩れ、通る予定だった橋が水位上昇により通行不可能になったことがあったんですが、その情報を受信し、適切にリルート処理を行ってくれたおかげで事なきを得たことがあります。

勿論Yahooカーナビなど、一部のナビアプリには類似した機能を内在しているものはありますが、リアルタイム性ではVICSに遠く及びません。


従来型ナビ+GoogleMapを併用した「ハイブリット方式」

 そこで私は考えました。GoogleMapと従来型ナビの良い所取りをしたらいいんじゃないかな、と。

 具体的には壊しても大してへこたれない、激安Androidタブレットをナビとして車載して使用したらいいんじゃないか?で、いったことのないところに行くときは従来型ナビとGoogleMapの両方に目的地を登録し、両方でナビをさせたらどうだろう。通信に関しては事前にGoogleMapをダウンロードしておけば、スマホとのテザリング接続でも必要十分な速度とレスポンスは得られるんじゃなかろうか、と考えたわけです。


サブナビ用激安タブレットを探す

 車内というのは言うまでもなく家電品にとって過酷な環境。使用しないときや駐車するときは直射日光を避ける対策はするにしても、やはりダメージは避けられません。今回メインで使用するのはGoogleMapとアプリが数点程度、要はそこまで高性能である必要は無いわけです。短期間で故障する可能性も加味すれば、新品に固執する必要もない。というわけで、安価だけどメモリとストレージがそれなりにあって、GoogleMapさえサクサク動けばあとはどーでもいいや、な観点で中古Androidタブレットを探すことにしました。


選ばれたのは「Lenovo TB-8506F」でした

スペックはこんな感じ。

・発売:2021年

・画面サイズ:8インチ

・メモリ:3GB

・ストレージ:32GB

・microSD:対応

・AnTuTuスコア:総合10万点前後、GPUスコア6,000点未満


 ハイ、ぶっちゃけ今主力にするなら明らかに性能不足感が否めませんし、絶対におススメ出来ません。ゲームとかやったら軽く怒りを覚えるレベルでもたつく仕様なんですが、いいんです!GoogleMapとGeminiしか使わないんだから!!何より安いし。

 画面サイズは8インチとちょっと小ぶり。試験的に手持ちの10インチタブレットをつけてみたら思いのほか見やすかったので、何とか同程度のサイズのものにしたかったんですが、いかんせん高い。んじゃもうこれでいいか、となりました。


ハイブリット運用を試してみる

 熊本旅行に行く機会があったので、さっそくハイブリット運用を試してみました。スケジュールぐだぐだで同行者無しのぼっち旅行だったんで、何かあっても気にならないので。

使用方法は先にも書いた通り、従来型ナビとGoogleMapを併用する作戦で行きます。で、明らかに新しい道をGoogleMapが案内しようとしたときはそちらに従い、それ以外は従来型ナビの案内に準じるという方法。

 ただし、交通情報によりリルートを行った案内が従来型ナビから入った場合、そっちに運用を切り替えることにしました。先にも書いた通り、従来型ナビのリルートは大抵道路事情に起因するものなので、無視しないほうがいいかなと。


 結論から申し上げるとですね、えっとね、全然使える!想像の数倍使えます。

 従来型ナビで案内出来ない、登録されていない店舗や建物、場所に行く場合、GoogleMapで検索して出た結果を参考に「あー、近くにセブンがあるな。こいつの場所をカーナビ側で検索して目的地を微調整すれば・・・」ってな感じで従来型ナビに場所を指定する、って使い方をしたんですが、これが思いのほか便利。


 せっかくならばとGooglePlayからアプリを追加して、さらに便利に使えるようにしてみました。

iHighway交通情報

 NEXCO西日本が提供する道路情報提供サービスをアプリ化したもの。サービスエリアとかででっかい液晶テレビに表示されてるアレですな。

交通規制の情報や事故車の有無など、アプリ化されているのでいつでもどこからでも見れる。特に時間帯指定で交通規制がかかる場合など、事前に情報を得られるので超便利!


 目下の課題は操作がまごつくこと。これについては近日中にハンズフリーマイクとGeminiを併用して、音声操作で色々出来る環境を目指してみようかな、と思ってます。

 個人的にはGoogleとかが本気出して据え付け型のカーナビをKenwoodとかと共同開発してくれたらいいのになぁ、とか思わずにはいられませんが。

 従来型ナビのいいところは存分に生かしっつ、アプリをいれてカスタマイズが出来るとかなったら、結構楽しくありません??


皆様も良きカーライフを!ではまた!

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