どうも皆様ぐーてんもるげん。先日ネタにしたディーガの番組お引越しを、一体いつになったら終わるんだ?と毎日進捗チェックしながら過ごしている私です。何でコレ、100Mbpsで作ったかなぁ。
今回のネタはポタ電用のUSB PD充電器を新調するお話。
きっかけは「ポータブル電源が充電されない」
以前の冷蔵庫騒動でもネタにした通り、ワタクシAnkerのポータブル電源「C300」を所有しております。んで、走行中の充電だけじゃ足りないので、1日の運用が終わったら自宅に持ち帰り、コンセントから充電させてまた持ち出す、って使い方をしてるんですな。
自宅に持ち帰ったあとのポタ電の充電には、PD充電器を使用してたんですが、別に専用品を用意する訳じゃなく、家の中にあったものをテキトーに代用。Dynabookか何かの65W充電器だったかな?
今回このDynabookをとある事情で貸し出すことになりまして、当然ながらPD充電器も一緒にレンタルされていきましたと。
「そっかぁ、PD充電器別のにしなきゃいかんなぁ」となり、適当に65Wの充電器を家電量販店で購入してC300に接続!
するとですね、ええまぁタイトルの通りなんですが「充電されない」。いや、厳密にいえばほんの一瞬だけ充電されてますよーってマークが付いて、すぐ消える。
これのおかげで「なぁんだ、充電行けたじゃん」と勘違いし、放置してスヤスヤ眠りについたところ、朝まったく充電されてなくて、ワタクシ絶望のずんどこに叩き落されたのでありました。
賢明な読者の方ならお気づきでしょうが、C300が受け入れられるPD充電器の入力は140W。
なーんで65Wなんてちっこい出力の充電器使ってるんじゃと思われるかもしれませんが、あのね、140WのPD充電器って高いんですよ。ネットで探せば激安商品あるんですが、大抵こういうのすぐ壊れて結局高くつくのがザラです。しかもね、PD充電器だけぶっ壊れればまだいいほうで、最悪の場合C300を道連れにしてぶっ壊れる可能性も全然あるあるなわけです(更に更に最悪な事態になると、発火や爆発なんてことも)。
じゃあ安心して使える、それなりに名の通っているメーカの商品を選ぼうよ!となるんですが、これが高い。ポタ電を出してるAnkerの商品になると、1万円を超えてきちゃいます。
今回の私の運用では、夜寝ている間に充電が完了出来てくれればいいや、だったので100W越えの高性能充電器を導入する必要性はそこまでありません。なので必要なかったんですね。
でもね、「ゆっくりしていってね!」なPD充電器でも充電されればいいんですが、ミリも充電されないとなると話が違う。何で充電されないんだぁ?
原因は「安定した出力が提供できなかったこと」
ググってみたら結果はすぐにわかりました。要はポタ電側が要求する電源品質をPD充電器が満たせてなかったんですね。USB PDはその強力な電力供給を扱う関係上、充電器と充電される側で通信を行い、C300が求める「安定した電圧・電流の組み合わせ(電力プロファイル)」を決定する仕組みを持っています。これをUSB PDネゴシエーション、と呼びます。
つまり、安定した電源供給が出来ないPD充電器を使用してしまうと、C300側が不安全な電源供給であるとみなしてネゴシエーション不成立(電力プロファイルの合意に失敗)として処理、不安全な電源供給からバッテリーを保護するために充電をストップしちゃうんですね。
流石はAnker、こんな安全装置をしっかり組み込んでくるとは!
まぁ、65Wって入力がC300側が充電時に要求するPD充電器の下限値ギリギリだった可能性もあり、充電器によっては下限値を満たせていなかった可能性も否定はできません。
いずれにせよ、このままじゃポタ電が綺麗なオブジェと化してしまうわけで、本運用に乗せるためにもまともに使えるUSB PD充電器を入手せねばなりません。
商品を探すにあたり、いくつか条件を絞ります。
・価格は安く
・どうせなら100Wクラス買おう
・ケーブル直付けじゃなく、抜き差し出来るものを
価格は言うまでもありません。で、どうせ改めてPD充電器買うなら100Wクラスのものにすることにしました。100WクラスのPD充電器持ってないので。リケーブル交換可能なものにしたかったのは、ケーブル自体の断線って割とありがちですし、それが原因でPD充電器丸ごと廃棄ってのは悲しいことこの上ありません。
こういうものを探すのにはやはりネットショップに限ります。
探してみると、あるわあるわ。いろんな意味で驚いたのはやっぱりAmazon。100WのPD充電器が2000円台である!エレコムやAnkerの商品になれば安くても5000円台。先にも書いた通り、私はこんな充電器怖くて買う気にもなれません。。。
製品決定!Anker 317 キミに決めた!
あのAnkerの製品でお値段なんと5290円!接続ポートはUSB Type-Cがひとつだけなんですが、そもそもC300充電用で考えていたのでポートが複数ある必要はありません。
そのうえ、複数ポートがある場合1ポートあたりの供給電力が制限されていることもあるので、今回の用途の場合、単一ポートはメリットしかありません。
し・か・も!この値段でUSB PD充電に対応したUSB Type-Cケーブル(1.5m)が付いてくる!これなら手持ちのケーブルが100Wクラスの電源供給に対応してるのか?って心配がゼロ!仮にUSB Type-Cケーブルを別途買おうとすると1000円から2000円近くする。ってぇことはだ、このAnkerのPD充電器、実質的には3000円から4000円で購入出来ちゃう!ってことじゃないの??何たるコストパフォーマンスお化け!!
今回は購入にヨドバシドットコムさんを利用。Amazonのほうが若干安かったんだけど、以前Ankerのモバイルバッテリーを買ったとき、あからさまなコピー品っぽい商品(包装の箱からチープ)が届いたことがあったので。幸いだったのはAmazonから届いた商品、充電も何もできない、思い切りの良い不良品だった事。事情を説明し、さくっと返金処理して貰ったんだけど、そのあとでヨドバシドットコムで購入して届いた商品を見てびっくり仰天!あー、あれはコピー品だったのかもなぁ、写真撮っとけばよかったなぁ畜生、となった訳です。
ちな、この時買ったモバイルバッテリーは今でも顕在です。そのうち紹介するかも。
届いたのでさっそく充電してみると「おお!充電されとる!そして早い!めちゃ早い!」
65Wののんびり充電器でもいいんですよー!とか言ってたんですが前言撤回、やっぱりこういうのは早いに越したことありません。素晴らしい!!
うーむ、スマホ充電用にもう1個買うか??
総評:充電器は信頼できるメーカのものを、信頼できるショップで
これに限るかなと思いますね。私自身粗悪充電器で手持ちのガジェットをぶっ壊したことはそこまで無いんですが、昨今のPD充電器、昔からすると比較にならない程出力も大きくなってます。
出力が大きくなったということは比例して危険性も増してるわけで、要は粗悪品を使った時のリスクが以前とはケタ違いなんですよね。
粗悪な充電器を使った結果、ガジェットを壊す程度で済めばまだ幸運な方で、先に紹介した発火事故や爆発事故も、実際に報道されている通り事実として発生している訳です。
で、信頼出来るメーカの製品をチョイスするのは当然ながら、購入するショップにも注意が必要かな、というのが今回の感想。百戦錬磨のAmazonユーザならわかると思うんですが、すごいんですよね、Amazonのサクラレビューと無責任感丸出しショップの数。
今回USB PD充電器探した時もそうでしたが、無茶苦茶な値段設定の商品見ると抱く感想は「この性能でこんな価格で作れるわけねぇだろ!」であり、もうね怪しさしかない。さしずめ、ヨドバシドットコムがどの製品を選んでも信頼が約束されている銀座なら、Amazonは歌舞伎町って感じですな。
まぁ、それはそれで楽しい所なのでいいのかもしれませんが、安全性(PSEマーク)が必須な製品は、やっぱり信頼できるショップで買ったほうが良いんじゃないかなぁ。
そりゃ多少は高くつくかもしれないけど、得られる信頼性は価格差以上になるだろうし。
良いガジェットライフには、良い充電器を買おうよ!ってことですね。
ではまた!


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