2025年8月13日水曜日

車載冷蔵庫をリニューアルしようとしたら色々沼ったよ!

どうも皆様ぐーてんもるげん!ボーナス出てウッキウキで買い物しちゃった私です。
今回のネタは「車載冷蔵庫」。既に運用中だったんですが、これを何とかもっと快適に使えないものかなぁ、というのが事の発端。
ちなみに日常での用途は「ディスカウントストアで買った飲み物とかを冷やしておく」がメイン。特に夏場、飲み物が欲しくなって毎回コンビニやら自販機を利用してたら、出費がとんでもないことになります。
対してディスカウントストアなら購入可能なシーンは限られるものの、破格の値段で購入が可能なことが非常に多いです。
仮にペットボトル1本が自販機で170円で、ディスカウントストアで98円~100円で購入できた場合、1本あたり70円から80円の差額が生じることになります。
仕事の合間にお茶を一日2本~3本飲めば、その差額は240円。それが10日で2400円。半年もすれば4万円以上差が出てきてしまいます
で、「じゃあ安いディスカウントストアで飲み物買って、車内で冷やしておけばいいじゃないか!」となったんですな。

 

停車中にも冷やしたい。さぁどうする?

 

参考:Amazon商品紹介ページ(EA-CB3) 

今まで使用していた「EA-CB3」、シガーソケットから電源を取って冷やすので、当然車が止まったら冷えない。バッ直で電源を取れば動くだろうけど、そんなことしたらすぐにバッテリーがあがってクルマが動かなくなっちゃう。 そこでお手軽にこの問題を解決するべく思いついた方法が「ポータブル電源を使う」作戦!

 

何故ポータブル電源なのか 

停車中も電源供給可能なシステム、所謂一般的なキャンピングカーで実現する場合、インバータを含む電源供給システムとサブバッテリーを搭載して環境を構築するのが普通なんですが、冷蔵庫だけ動かすにはあまりに大規模すぎるし、しかも導入コストがかなり高額。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使用した場合、極小のシステムであっても20万~30万、本格的なシステムになれば50万を超えてくることも珍しくありません。対してポータブル電源を採用した場合、大容量の製品をチョイスしたとしても費用は10万そこそこ。汎用性の高さを考えても、キャンピングカー的なシステムよりもポータブル電源を導入する方がいいんじゃないか、と考えました。

当初、走行中にバッテリーを充電させて、停車中にそのバッテリーを使用することで動作させ続けるという計画だったんですね。私の1日の走行時間は約1時間半から2時間ほど。

導入予定のAnker Solix C300は288Wの容量なので、充電効率のロスを考慮したとしても90W程度でシガーソケットから充電できるため、 

90W × 1.5時間=135W 

約半分くらいの充電は可能。
だったのですが、ここで大誤算!!パススルー接続している冷蔵庫の消費電力が加味されていないという大失態をやらかします。
まぁ少し考えれば分かる話なんですが、シガーからの供給が90Wで、そのうち約50Wを冷蔵庫の動作に使用すると、充電に回せるのは40W。要はシガーソケットから供給される電力がそのまま充電に使われるわけではないのです。 

(90W(シガー供給) ー 50W(車載冷蔵庫)) =40W

40W × 1.5時間 =60W

良くて満充電の20%程度。ハイ、全然足りません。
根本的に解決させるなら、クルマの電力供給能力そのものを見直さなければならず、ポータブル電源の容量を大きくしたから解決する問題ではありません。
だったらもう、一日の終わりにクルマから降ろして家庭用コンセントでポータブル電源を充電して、 朝またクルマに積み込めばいいんじゃね?となったわけです。

 

試験運用開始!するも・・・ 

結論から、えっとね。冷えない!
当初使用していたEA-CB3はサイズもちっこいので「これなら行ける!」と考えていたんですが、思ったほど冷えてくれない。
せいぜい「ひんやり」「ちょっとぬるい」位。所謂「キンッキンに冷えてやがる!!」には程遠いのですね。
そして予想以上にバッテリーが持たない!いや、厳密には持ってるんですが、消費している電力の割に期待したほど冷えてくれない。
車載冷蔵庫という特性上、ある程度は覚悟してましたが、それを加味しても中々のがっかり感。原因の追究に走ります。

 

原因は冷却方式にあった 

当初導入していたEA-CB3は「ペルチェ式」と言って、ペルチェ素子に電流を流すことで片面が吸熱、もう片面が発熱する「ペルチェ効果」を利用して冷却する方式。
ペルチェ素子自体が駆動すればオッケーなので、消費電力も小さめ!
停車中にポータブル電源で駆動させることを考えると、省電力であることに越したことはありません。で、「こいつぁ車載冷蔵庫にピッタリじゃねぇか!」と短絡的に考えたんですねー。

ここで盲点だったのは「冷却効率」。冷却効率を示す成績係数(COP)で評価した場合、ペルチェ素子のCOPは0.2~0.5程度しかありません。これはつまり、1Wの電力を消費したとき、0.2~0.5程度の冷却能力しか生み出すことが出来ない、ということ。しかも冷却はペルチェ効果を用いて行われるため、発熱面の放熱がうまくいかないと期待したほどの冷却性能が得られにくくなり、更に冷えなくなります。
停車中の真夏の車内なんてのは最たる例ですな。これでただでさえ低い冷却効率が、更に低下するという事態に陥った訳です。

それに対をなす方式が「コンプレッサー式」。所謂一般家庭に普通にある冷蔵庫と同じ仕組みで冷却を行います。内部の冷媒をコンプレッサーが圧縮したり膨張させたりすることで熱を移動させ、冷却を行うわけです。
コンプレッサー稼働時の消費電力はペルチェ式と比較するとかなり大きいのですが、設定温度に到達した後はコンプレッサーは停止するため、常時大電力を消費する訳ではありません。
そんでもってCOP、これがペルチェ式とは比較にならない程優秀。なんと2.0~4.0もあります。先に紹介したペルチェ式の10倍近く!冷媒を使用して冷却を行うため、ペルチェ式と比べると外気温の影響をあまり受けません。
消費電力自体はペルチェ式が優勢ですが、冷却効率を加味して評価するとコンプレッサー式が圧倒的に優位。加えて夏場の高温になりやすい車内で冷やしたい場合、外気温の影響を受けないコンプレッサー式の優位性は更に高まります。
要はコンプレッサー式を動かせるだけの電力が供給できるなら、最初からコンプレッサー式を選ぶべきだったんですね。

 

買い替えの障害と意外な盲点 

当初運用していたEA-CB3ですが、こいつにもメリットはありました。ずばり「小ささ」。内容量は8リットルとめちゃくちゃ少ないんですが、その小ささ故後部座席の中央部分に設置可能だったんですね。
ベルトで固定してしまえば後部座席に乗ってる嫁さんが自由に飲み物が取れるので便利かなぁと思っていたんです。
対して購入を検討していたコンプレッサー式は総じて「デカい」9リットル以下なんてのは稀もいいところで、大抵は15リットルから30リットル程度。後部座席など置けるわけもなく、トランクに格納するしかありません。
後部座席に設置されている利便性と、サイズのどちらを優先するか悩んでいることを嫁さんに話すと

「うーん、飲むものってそんなしょっちゅう出し入れしないよね。あと地味に取り出しにくいよ」
との意見。
え!?取り出しにくかったの!?
詳しく聞いたところ、体に密着する形で冷蔵庫が設置されているので、取り出すときに難儀していたとのこと。加えてペルチェが熱を持つのも気になっていたみたいでした。要は密着してる所が微妙にぬくいわけです。
そんなの、後部座席に設置する意味ないじゃないか!?
とどめに「もっと大きいと外出先で買った生ものとか、持って帰れるよね」とも。
海沿いをドライブしたときに新鮮な刺身を安く買えたら、家でゆっくり飲めるね、なんて話をしたら、もうね嫁さんノリノリw

トランクにコンプレッサー式の冷蔵庫を置こう!
この時点で、迷いはなくなりました。

 

じゃあ買ってみようじゃないか「コンプレッサー式」を!製品比較検討開始!

希望に最も沿った製品とは何か。その秘密を探るため、我々はAmazonの奥地へと向かったのでした。ええまぁ、要は検索しまくったわけですな。
まぁ検索すると、あるわあるわ。誰もが知ってる製品や、明らかに怪しい日本語がこんにちわしてる製品やら、○分でマイナス○度!なんて謳い文句書かれてて「これもう兵器じゃね?」と言いたくなるような冷却能力を仕様に書いている製品やら玉石混合状態。

こういうの、Amazonはぶちのめす気は無いんでしょうか。無いんでしょうね。

その中から、購入対象になりそうなものをおおよそで絞り込んだところ、3メーカの機種が残ることに。
では紹介していきましょう!

 

エントリーナンバー1番、無知な私が全然ご存じないメーカ、圧倒的なコストパフォーマンスはスペックシートの怪しさをぶっ飛ばせるのか「Tecnolove」


 参考:Amazon商品紹介ページ

15リットルのサイズとしては比較されている製品の中では最小クラス。 加えて消費電力やらも申し分なし。
が!Amazonに記載されている商品、画像に書かれている商品サイズとデータシートに書かれている商品サイズが全然合わないというとんでもプレイ。
リッター数違いで別製品があるのか?とも考えたんですが、それも無さそうです。
困り果ててメーカに情報提供を依頼したところ、Amazonに記載されている情報は

「データシートも紹介画像もどっちも間違っている」


という、予想の斜め上を行く事実が判明し、狼狽します。
加えて「誤りは認識している」と回答しながら、いまだ修正されていないという始末。
さすがはAmazon!そしてショップ対応!トドメのチャイナクオリティ!いずれも期待を裏切りません。もちろん、悪い意味でね。

 

エントリーナンバー2番、キングオブディスカウント家電メーカの送り出したベーシックモデルは果たして怪しさ満点チャイナメーカを打ち倒せるか?「アイリスオーヤマ」

国内のリーズナブル家電の代名詞ともいえるメーカ。老舗メーカの車載冷蔵庫と比較するとかなり安価なものの、中華圏のアレな製品と比較するとやっぱりお高い。
が、国内で拡販しているメーカであることと、内容量のラインナップが20L、30L、40Lと実に絶妙。実物を店頭で見てみましたが(残念ながら展示品のみで在庫がなかった)検討していた20Lについてもサイズや見た目も申し分なく、最有力候補に躍り出ます。

 

エントリーナンバー3番、家具販売店が送り出すオリジナルブランド、完全ノーマークだった商品は私の生活をナイスバディしてくれるのか「ナフコプライベートブランド」

 


参考:ナフコオンラインストア(NCB-015) 

発端はアイリスオーヤマの実製品が見たい理由で立ち寄ったナフコで発見。
まさかのPB商品。
作りはそれなりなんですが、まぁお安い!ただね、なんか見た目がダサい。何がどう?と言われたら微妙なんですが、なんか安っぽい。
いや、実際安いんですけど、15リットルというサイズも微妙。というのも、パッと見、アイリスオーヤマの20リットルと見た目の大きさそこまで大差感じられないんですよね。ただ、PB商品というだけあって、チャイナボカンなメーカ製品よりは信頼性で軍配があがります。同じ価格帯で食い込んできたとなれば猶更。

今のところ整理するとこんな感じでしょうか。

メーカ 価格 容量 筐体サイズ 信頼性 備考
ナフコPB 見た目がイマイチ ちょっと小さい?
アイリスオーヤマ 作りはしっかりしている印象、あと見た目が良い
Tecnolove × コストパフォーマンスは良。それ以外は最悪

 

結論「アイリスオーヤマ:IPD-2A-B」君に決めた!

今回候補に挙がった中では比較的高めだったものの、やはり決め手になったのは「信頼性」と「利便性」。先のチャイナメーカ「Tecnolove」、確かに安いんですが外出先でぶっ壊れて、中身がダメになった時のショックたるや、金額差で埋められるものじゃあありません。旅行中なんかは特に。トドメはスペックシートの誤りさえ是正しない雑っぷり、メーカに対する信頼性が私の中でずんどこまで落ちた結果、これは「無いな」と相成りました。
最後まで拮抗したのがナフコのPB製品。ただ、容量が15Lとアイリスオーヤマに劣るため購入後に使い勝手に問題が出るんじゃないか?嗚呼!もう少し大きくしておけばよかった!となるんじゃないか、という点が気になります。ぶっちゃけ値段以外にアイリスオーヤマに勝る点が見つからなかった為、アイリスオーヤマに決定することになったんですね。

 

到着してさっそく使ってみると

使い方はとっても簡単!コンセント差し込んでデジタル表記されている温度を、冷やしたい温度に設定して使う感じなんですが、あのね、これがすっごい冷えるんです。おっどろいたー!シガーソケットからの電気で、ポタ電でここまで冷えるんですね。比較対象がペルチェ式だったこともあり、軽く感動。熱伝導率のいい缶の飲み物なんかを入れてるときは更に顕著で、もうギンギンに冷えてくれます。
冷却モードについてはMAXモードとECOモードの2種類があって、MAXモードだと60W近く電力を消費するんですが、一気に冷え冷えになってくれます。で、ECOモードにするとそこまでギンギンではないんですが特筆すべきはその消費電力の低さ。40W前半をうろうろするようになります。この40Wって数字、前のペルチェ式の電力と大して変わらないんですよね。しかも設定温度を大きく逸脱しそうになると、ECOモードであっても50W近くまで出力をあげてちゃんと冷やしてくれる。結構優秀じゃあないか!

 

先ずは本格運用する前にテスト運用開始!

こういうものほど、いきなり旅行先に持ち出すと何があるかわかったもんじゃありません。というわけで、しばらく使って色々と問題点を洗い出すことにしました。

 

課題その1.ポータブル電源「C300」をいかに効率よく持たせるか

前述したとおり、ポタ電だけで1日持たせるなんてことは、到底不可能なのは分かっていた話なのですが、要は「どれだけ長い時間ひんやりさせるか」。
MAXモードだと電気をドカ食いするので、ポタ電だけで回すと半日どころか数時間が限界。じゃあ常時ECOモードにしたらどうかと思ったんですが、実はそんなに変わらない。停止状態から起動した際、庫内の温度を下げるのに時間がかかっちゃううえ、温度が上がった時に出力をあげて冷やす動作を繰り返していたのが原因だったみたい。
で、色々検証した結果「ECOモードとMAXモードを使い分ける」ことが重要だと気付きました。要は入っているものが生ものとかでなければ、走行中(オルタネータが動いていて電力をがっつり使える環境)でMAXモードで一気に冷やし、ECOモードで維持する。これだと直射日光が当たる環境(サンシェードは使ってますよ)であっても、1時間あたり16~17%しかC300の電池を消費しなくなりました。単純計算で4~5時間の運転が可能になります。旅行中再度走行すればポタ電は充電されますから、更に使用可能時間が伸びていくことになりました。素晴らしい。

 

課題その2.ポータブル電源「C300」が緊急停止!なぜ?

コレね、ポタ電のバッテリーはたっぷり残ってるのに、冷蔵庫止まってたんですよね。炎天下の駐車場に戻ってきたときにチェックして気づきました。
原因は「コンプレッサーからの廃熱」。車内の温度上昇についてはわかっていたので、サンシェードに加えて更にポタ電と冷蔵庫回りに日よけを設置し、二重で日陰を作るようにしていてたんですが、ポタ電を冷蔵庫付近に設置していたのが原因でコンプレッサーからの廃熱をもろに浴びた結果、ポタ電の安全装置が働いて緊急停止しちゃったみたいです。
「機器の温度がある程度上がると、危険性を察知して緊急停止するのか!やるなぁAnker!」と感心している場合じゃありません。対策を講じます。
設置場所を見直そうかとも考えましたが、停車中の車内で一番涼しいのは日よけのあるトランクなのは変わりません。スペアタイヤブロックにポタ電を納めてやろうかとも思ったんですが、毎日積み下ろししてるもんですから、そうなると利便性が犠牲になりすぎます。で、色々と考えた結果、ポタ電と冷蔵庫を密着させて置くからいけないんじゃないの?となり対応。ケーブルの長さギリギリで冷蔵庫と離して設置して1日運用してみましたが、高温が原因で緊急停止することはなくなりました。

 

課題その3.まったく充電されてない!冷蔵庫も動いてない!何で!?

廃熱による問題もクリアしたのに、またしても止まってしまいました。ハイ。原因は単純で「ケーブルが抜けただけ」。冷蔵庫もポタ電もトランク床のフェルト生地の上に置いているだけだったので、カーブに差し掛かった時やらにスルスル動いてしまい、ケーブルがスポンと抜けちゃったんですね。まぁ過度に力がかかってコネクタ部分を痛めるより数百倍マシですが、対策を講じなければなりません。
んで、カー用品店に行ってみたところ、滑り止めマットなるものを発見。その中でも株式会社カーボーイさんが販売している「NEW 止まるんです」B-30、こいつを購入して敷いてみたところ、車載冷蔵庫の幅とシンデレラフィット!(シンデレラに謝れ)。余った部分はハサミでカットし、ポタ電の下に敷いてみたところ問題解決!

 

以上で今回のネタは終了。飲み物やらを安く買って維持したい!という動機から始まった冷蔵庫導入プロジェクトですが、よくよく考えたらコレ、災害時にも結構力になってくれるんじゃないか?と思ったり。
食料品全部は無理だとしても、傷みやすいものだけでも冷蔵庫で冷やしておければ、かなり便利じゃないかなと。
加えて今回導入したC300は、オプションでソーラーパネルからの充電もサポートしているので、このあたりもうまく使えれば、更に利便性は増すんじゃないかなと考えてます。
ただ、ソーラーパネルはその特性上、使用していなくとも劣化が進んでいくため、導入するにはまだ早いかなと考え手を出していません。
従来、単結晶タイプが多結晶タイプと比較して性能的には優れているもののコストの面がネックでしたが、最近はかなり価格がこなれてきたのと同様、より長寿命な、利便性の高い製品が今後出てくる可能性も十分考えられますし、これについてはそこまで急いで購入に踏み切る必要は無いかな、と思ってます。
無論、今回導入したポタ電は容量が小さいため、長時間の運用にはとても耐えられないですが、色々と試行錯誤していく中で本当に必要なポタ電の容量やシステムについて、検討を重ねられるんじゃないかなーと思ってます。

 

皆様もより良いカーライフをお過ごしください! 

ではまた!

2025年8月1日金曜日

フォレスター30万キロ車検に挑んでみたよ~予定外の遅延と悪夢の後日談変~

どうも皆様ぐーてんもるげん。

今回は前回からネタにしてた「車検」のまさかの完結編。 いや、いつの話だよ?数か月前のネタじゃねえか!!とか言われそうですけども、色々あってよーやく落ち着いたのでご報告。

 

当初予定していた作業は全部やる!と決めたはいいものの・・・

ショップさんとも会話し、やはりというか提案された作業はひとっつも要らないものがなかったので、支払いはかなり厳しいけど「全部やりましょう」と結論。応援してくれた嫁さんにはマジで感謝しかない。

が!ここで大問題が発生。パーツが来ない!

いや、全部届かないわけじゃあないんだけど、ディスクロータとパッドがなかなか来ない。幸い現在の残量であっても車検は余裕でパスできたので、 一旦車検はパスさせて、残りのパーツが全部そろったらブレーキ回りのメンテやりましょう、となった訳です。

 結局ブレーキ回りのパーツが全部そろって、作業に着手出来たのはなんと6月中旬!

 

車検は無事終了!のハズが 

ところがどっこい!これで終わりじゃあなかった

無事車検も終わり、ブレーキ回りのメンテも完了し超絶快適なフォレスターライフを楽しんでいたある日、仕事で高速を飛ばした帰りにガソリンスタンドに寄って給油した際

 

「んんん?甘いにおい・・・?」

 

経験あるかたならお判りいただけるであろう、あの甘ったるいにおいがぷぅーんと。もうね、考えたくないよね、チョコやココアじゃないのに、エンジンルームから甘いにおいするって

 

んなもん!クーラント以外ないだろうが!!

 

で、ボンネットオープンしたところ

ええ、まき散らされておりますよLLC。ヒーターコアの上部の樹脂パーツがパックリ逝って、ナシ汁ブシャー状態。そこらじゅうLLCだらけでございますよ。あ、エヴァンゲリオンで呼吸できるあの液体じゃないですよ、あれはLCLね。400パーセント超えると溶けちゃうあれです(何の話だ)。

こっから先が大変だった。すぐさまショップに「ラジエータがビールかけ祭り状態でどえらいことになっている」旨の事情を説明。当日はもう遅かったので、翌日入庫したい旨連絡したところ、ラッキーなことに即受け入れて頂けることに。LLCはリザーブタンクの底が見えるレベルだけど、変なもの補給してより悪化させたらシャレにならないので(前に混ぜるとやばいLLCがあるって聞いたので)、7月の灼熱地獄を暖房フルパワー運転でショップまでそろりそろり、冷や汗を吹き出しながら運転することに。高速使ってさっさと到着したいけど、当然ながらそんなこと出来るわけがない!

走行中にOBD2からフィードバックされる水温は88度を超えることはなかった話をショップにしたところ、「一般走行時の規定値内ですから、おそらくエンジンへのダメージは心配しなくてよいでしょう」とのことだったので、ラジエータ交換で手配をかけて頂くことになりました。

幸い適合部品はすぐに見つかり、 交換作業実施。車検後10万以上の出費はかなり痛手ではあったけど、これ気づかずにそのまま放置してたら、間違いなく修理代はとんでもないことになってただろうし、最悪の場合SG9を降りなきゃいけなくなってたとしても不思議じゃなかったですよね。帰路の高速道路上で止まらず、しかも重症化する前に気づいて、なおかつショップさんがすぐ受け入れてくれて、加えて適合部品がすぐに見つかるという、かなり幸運に恵まれる結果となったわけです。

 

皆さんもたまにはボンネットの中のぞいて、冷却液とかオイルとかチェックしてあげてくださいね!

ではまた!!