2025年12月19日金曜日

PCでゲームを快適に遊びたい!3万円でグラボを買ってアップデートを目指す!(後編)

 どうも皆様ぐーてんもるげん。一足先にクリスマスプレゼント受け取っちゃった私です。
ええ、そうです。遂に届いたんですよ!例のブツが!

じゃーん、こちらが届いたグラフィックボード「GAINWARD GeForce RTX 3060 GHOST 12GB 」になります。

化粧箱も梱包材も揃っていました。中古にしてはかなり状態がいいんじゃないですか!

ここでワンポイントアドバイス。
初めてパソコンを組み立てた時や、アップグレードしたときは、必ずパーツの写真をスマホで撮っておきましょう。将来的にアップグレードや買替が必要になった場合、今使っているパーツの情報というのは意外と覚えていないものです。
特に電源ユニットは場合によっては買い換えの必要が出てくるため、モデル情報等が正確に把握出来ていると、ショップで店員さんに相談する際に有効活用出来るので、後々のアップグレード時の部品選定がラクですよ。
撮影日時から保証期間の有無も容易に判断することが出来るので、大変便利です。


組み込み作業開始
作業を始める前に、背面の電源ユニットにあるスイッチをオフにします。
スイッチが搭載されていないユニットの場合、電源ケーブルを抜きます。
その後、グラフィックボードに接続されているケーブルをすべて抜きます。

側面パネルを開けたら、目的のグラフィックボードにアクセス出来ます。
補助電源ケーブルを抜き、ネジを外します。
ネジを外す際、着磁しているタイプのドライバを使用すると、誤ってネジを落とさずに済みますよ。なお、着磁ドライバが帯びている磁気は、PC内のパーツに悪影響を及ぼさないようにするため、そこまで強くはありません。過信されないように!

ネジを外したら、グラフィックボードが挿さっているスロットの端にロック機構があるので、それを外します。ロック機構はマザーボードによって異なる為、マニュアルをしっかりと確認しておきます。
ロック機構を解除したら、スロットの端子部分に触れない様に注意しながら、グラフィックボードを取り出します。ひっかかるような感触があった場合、無理に取り出してはいけません。何が干渉しているのか、しっかりと確認します。

取り出したグラフィックボードは、新たに導入したグラフィックボードに問題があった場合に再使用する可能性があります。粗雑に扱わない様にしましょう。

古いグラフィックボードを取り出した時と同様、端子部分を直接触らないように注意しながら、交換用グラフィックボードをスロットに差し込みます。
きちんと入れば金属ブラケットがケースにピッタリと合い、端子部分がスロットに完全に隠れている状態になるはずです。 

その後、補助電源ケーブルを接続します。補助電源ケーブルは、種類や向きを誤ると接続出来ない様になっています。うまく差し込みが出来ない場合、挿し込もうとしているケーブルの種類や向きに誤りがないか、確認します。

パーツの入っていた箱や梱包材はすぐに捨てない様に!
初期不良等の対応を依頼する際、箱や内部の梱包材などの欠品があった場合に、交換に応じて頂けないことがあります(マジ)。
特に購入したパーツがネット通販により入手していた場合、送り返すことになりますので梱包材も残しておきましょう。
適当な梱包材や箱は、中々見つからないものです。

ファンにケーブルが接触していないことを確認したら、側面パネルを閉じます。
その後、モニタケーブルを再度接続し、作業開始時に切っていた背面の電源ユニットスイッチを入れます。
マルチモニタ環境の場合、先ずはモニタ1枚で動作確認しましょう。ドライバインストールがうまく行かない事があります。

パソコンの電源を入れ、OSを立ち上げたらドライバを入れ直します。
一見すると画面が表示されているので、問題無いんじゃないか、と思われるかもしれませんが、殆どの場合互換ドライバで動作しており、パーツの本来の性能を発揮出来ていません。ドライバCDが添付されている場合もありますが、可能であれば公式サイトから最新版のドライバを入手し、インストールする事をお勧めします。
ドライバのインストール自体も時間を要するケースは少なくありませんので、時間に余裕をもって、落ち着いて作業を行います。

一見するととても難易度の高そうな作業に見えますが、適切な工具が揃っていれば、ご自分でも出来る作業です(CV エド・チ〇イナ)。
持ち込みのグラフィックボードの交換をショップに依頼した場合、5000円から場合によっては2万円程かかります。低コストのアップグレードを目指しているのであれば、チャレンジする価値は十分あります。
作業を行う場合は焦って行わない様に。手順を確認しながら落ち着いて作業しましょう。


お待ちかね!ベンチマークテストの時間です!
予告していた通り、使用したのはFF15ベンチ。
GeForce1660搭載状態とGeForce3060に換装した状態で計測を行いました。


先ずは、従来のGeForce GTX 1660装着状態から。

GeForce GTX 1660 VRAM 6GB 高画質 4108


GeForce GTX 1660 VRAM 6GB 標準 5337


GeForce GTX 1660 VRAM 6GB 軽量品質 7265


続いて、GeForce RTX 3060 VRAM12GB!いーやっふぅ!!

GeForce RTX 3060 VRAM 12GB 高画質 6629


 

GeForce RTX 3060 VRAM 12GB 標準  8558 


 

GeForce RTX 3060 VRAM 12GB 軽量品質 11347

 

平均して約62%の性能アップ

 

さて、いくらかかったのでしょう?

グラフィックボードが送料込みで28,762円
パーツ交換作業は自分でやったので0円
電源ユニット等の交換は不要だったので0円
今回のアップグレードにかかった費用の合計はなんと、28,762円でした。

・・・ハイ、私は敏腕ディーラ マイク・〇ルーア氏にはなれないようです。

ただここまではスコアレベルのお話。実際に体験してみなきゃね!
というわけで、早速今回問題になったFF16をプレイします。

結果から言うと、雲泥の差。
ゲームのプリセットで搭載されているパーツで最適化をかけてみたんですが、まさかのプリセット「高」が選ばれました。
元々が「低」だったんで、「中」くらいにあがって、チマチマした所を弄ればいいか、と考えていたので、いい方向に裏切られてしまいました。
ゲームプレイ自体も全く問題ないレベルで、非常に快適!気づいたら2時間ほど検証してました。ええ、検証です。遊んでた訳ではありません。ストーリをどっぷり楽しんでいたわけでもありません。検証です。いいね?(圧
何かの書籍で「性能差は数値で3割あがれば体感できる」って書いてありましたが、6割違えばそりゃあ感動品質なのも納得でしょう。

総評:アップグレード大成功
数年ぶりのグラボ交換ということで、ある程度は期待して待っていましたが、結果は期待を軽々と超えてくれました。マイニングリスクとか、色々ハマリそうなポイントはありましたが、やっぱり事前にゆっくりしっかり調査したのが効きましたね。

あとね、今回の一連の作業を全否定するかもしれませんが、
ゲームしたいだけなら、素直にPS5を買いましょう。うん。
今回購入したグラフィックボードだけで3万円、新品で上位クラスに手を出せば10万円を軽く超えてくるのがゲーミングPCの世界。初期投資としてはコスパは良くありません。
ただ、パソコンでしか出来ないゲームがあるんだ!という鉄腕ゲーマーマニアな方や、パソコンでゲームをするのが面白いんだ!という何か別のモノに目覚めちゃった方なら、間違いなく楽しめる世界です。何より得られる知識量ハンパじゃないし。

これから先年末年始のセールも予定されているでしょうし、沼に片足突っ込むなら悪くないタイミングかと思います。
まぁそのあと春休みまでかけて、どっぷり引きずり込まれても責任は取れませんが。

頭のネジが飛んだ変態SEライフをもっとご覧になりたい方は、次回も本ブログをお楽しみください!
ではまた!





2025年12月16日火曜日

PCでゲームを快適に遊びたい!3万円でグラボを買ってアップデートを目指す!(前編)

どうも皆様ぐーてんもるげん。そしてメリークリスマス!
相変わらずなガジェットライフを満喫している私です。

今回のネタはメインマシンのアップグレード。具体的にはグラフィックボードの交換。
きっかけはまぁ、FF16がプレイ出来なかったから。
色々と右往左往したので、せっかくならと記事にすることにした訳ですね。ハイ。

 FF16、ネットユーザな皆様にはもはや説明するのも釈迦に説法と言わんばかりのビッグタイトル。
 そう、ファイナルファンタジーの最新作ですな。最新作って言っても発売は2年以上前なんですが。
 当時の開発会社の出来うる事を全部やろう!をコンセプトに「ファイナル」の冠をつけたタイトルであることは超有名。
 そんでもって、プレイ環境に要求するスペックの高さも超有名。2年前で推奨GeForce RTX2060ってまぁまぁじゃないですか。
 しかも最高画質でプレイしようと思ったら、4060クラスが必要という話もあったり。。。2年前で、ですよ?凄くないです?
対して我が家のメインマシンは1660のVRAM6GB。快適にプレイ出来ないのは当然で、起動出来ただけでも褒められるレベル。
 

おかげさまで、我が家のPC環境はゲーミングPCとして文字通り「ファイナル」を迎えたわけです。

グラボを買うぜ!
 予算は3万!出せても4万!
 ゲーミングPCライフを送られている百戦錬磨の猛者の皆様からすれば、「気が狂ってる」「馬鹿じゃね?」「自殺行為」「予算をドブに捨てる気か?」と言われそうな金額設定ですね。

ええ、わかってるんです。わかってるんですが、万年貧乏子持ちリーマンにはこれが限界。
 

 この金額で手が出るとしたら、中古のRTX2060、RTX3060あたり。新品は論外でしょう。
中古RTX2060を選択した場合、余剰予算を別のアップグレードに回して、ということも可能になってきます。
 しかし、今の環境はIntel第10世代Corei5にメモリ32GBという構成。余った予算1万そこそこのアップグレードで環境が改善出来るとは思えません。
 

 以上の理由から、RTX3060のVRAM多めモデルにターゲットを絞り込みます。
 今回はRTX STRIXのようなオーバークロックモデルは避け、敢えて標準クロックモデルに絞ることにしました。理由は予算の兼ね合いもあったんですが、ズバリ「マイニングリスクの回避」。

ご存じの通りRTX3060が出たころは、マイニングが超絶盛んだった時期で、あまりのマイニング特需でゲーミンググラボが品薄になる事態に陥ったのは、皆さんも記憶にあるかも知れません。
 マイニングを専門にされる方は効率を最優先するため、標準モデルなどは基本的に選ばれず、より高性能なオーバークロックモデルを選ばれていた筈。
 裏を返せば「標準クロックモデルの中古であれば、マイニングで酷使した筐体を避けられるんじゃないか?」と考えたわけです。
 

 加えて今回は、「信頼できるショップ中古」に限定。コストを抑えるだけなら、普段ならヤフオクやらで物色するんですが、如何せん安い買い物じゃない。なので保証は最低でも1週間、可能なら1か月保証がついているものをチョイスすることにしました。保証が1か月あれば年末年始の休みを使って、徹底的に検証出来るし。

まとめると
・予算は3~4万
・RTX3060 VRAM6GB以上
・マイニングで酷使された品を避けるため、標準クロックモデルに限定
・保証付きショップ中古に限定。保証は最低でも1週間、可能なら1か月
こんな感じですかね。
 

 しかも探し始めたのは年末年始の賞与商戦の真っ最中!最新式グラボに買い替えたユーザが既存のグラボをリリースしやすい今なら、良品が思いがけない価格でぽろっと出てきても不思議じゃありません。夢が広がるわー!

で、探したらですね、あったんですねコレが。
GAINWARD GeForce RTX 3060 GHOST 12GB!
GeForce RTX3060標準クロックチップのVRAM12GBモデル!しかも1か月保証付きで。

トドメと言わんばかりに、通常価格3.2万円から週末特価で2.8万円に値下げして!
いやもう、、決まりでしょ。と思って「た」んです。アレを見つけるまでは。

年末の(特売)魔物、現る
 ええ、出てきたんですよ。年末の魔物が。
 なんとRTX5060!しかも価格は4万円前半!予算をちょいとオーバーしちゃいますが、現行モデルの新品で御座います。
 ええ、中古ならではのあれやこれやのリスクがゼロ!ゼロなんですね。
 これはねー!いやーマジで悩みました!遂に俺も最新式GPU買っちゃう?ねぇ?みたいな。
 最終的に決定打になったのは、搭載VRAM容量。5060なんですが、これねー、搭載VRAMが8GBだったんです。対抗馬だった中古の3060は12GB、1万円以上高いのに4GBも減っちゃう。これは痛い。というか、GPUが最新化するよりもVRAM容量の方が快適プレイに効きそうじゃない?実際バイオとかやってても、設定画面でVRAM容量が足りなくて画質諦めるシーン多かったし。

というわけで、もう迷いはなくなりました!
元気いっぱいに中古のGeForce RTX 3060 VRAM12GBをポチッたわけで御座います。

次回予告

本土のパーツショップを出発し、一路筆者のもとへと向かうグラボ。
年末休暇を迎えた筆者は、グラボに動作試験とベンチマークを用いた耐久試験を強いる。

次回

PCでゲームを快適に遊びたい!3万円でグラボを買ってアップデートを目指す!(後編)

検証の果てに

 

PS.予告画像はGeminiさんに作っていただきました。気に入ったので採用! 

2025年11月27日木曜日

【4K/2K】DisplayPort→HDMI変換で失敗したくない!カギはHDCP2.2対応だった!

 どうも皆様ぐーてんもるげん。最近ブログ書きまくってるなーとか思ってる私です。
 あのねぇ、こんなにネタになることが転がってるのか?どんだけエキサイティングぅ~なSEライフ送ってんのかこいつは?と思われるかもしれませんがね、ええ、転がっているんでございますよ。悲しいことに。
 ハイ、というわけで今回のネタはDisplayPortからHDMIへの変換。先に言っとくと今回はひっどいことになる前にブレーキをかけれたんですが、説得にまぁまぁ苦労したんですわ。ええ。


事の発端はモニタの端子
 以前何かでネタにしたかもしれませんが、ワタクシこれでもSE的なお仕事させてもらってます。んで今回、Windows11の端末を買ったんですが、モニタはユーザが所有する現地のものを流用する計画だったんですね。

 ところがここで問題発生、買った端末はDP端子しかないのに、現地のモニタにはD-SUB、DVI、HDMIしかない。そうですね、繋がらないんですね。じゃあ変換アダプタを買って来よう!となったんですが、安いはエライ理論な方あるあるな、ショップに並んでいる中で一番安い、てか超絶安いパッシブタイプのを買ってきそうになったんで

「いやいや!映るかも知れませんがまともに使えないですって!?」

ってお話したら

「はぁ?DP端子とHDIMI端子だろ?端子の形は合ってるんだから使えるだろ?」

となってしまい、お話にならない。

 最終的に「何でこっちの高い方買うねん。安い方でいいんじゃねぇのか」とぶつぶつ言われながらも見事トラブルを回避することに成功したんですが、パッシブタイプとアクティブタイプの説明にかなりの労力を割くことになったわけです。

 てかさぁ、端末の出力端子とモニタの入力端子くらい、調べとこうや!


DP信号とHDMI信号は異なる

 今回の話を進めるにあたり、DisplayPort端子でやり取りするDP信号と、HDMI信号には大きな違いがあるんだってところから説明しなきゃなりません。

 HDMI(TMDS方式)は、映像データを送るための信号ラインと、別に映像データを送る「速度」を定める専用のクロック信号ラインで構成されています。
 映像信号はクロック信号ラインで定められた速度で、送信元から送信先に送られるわけです。

 例えて言えば、運行ダイヤが組まれている電車のようなイメージでしょうか。電車の乗客をデータとした場合、電車は運行ダイヤ(クロック信号)に準じ、正確に乗客を次の駅へ運行しますよね。駅のホームも運行ダイヤがあるから、次の電車が入ってきて乗客が降りる時間を正確に予測することが出来ます。それに近い感じです。

 なので、品質が粗悪なHDMIケーブルを使ったりすると、クロック信号で定められた速度で正しくデータを伝送することが出来なくなってしまい、結果的に接続不良や映像の乱れの原因になったりするんですな。

 対してDisplayPortの場合、映像データの信号ラインとクロック信号ラインが分かれているHDMIのTMDS方式と異なり、各データパケット(小さいデータのかたまり)にクロック情報が埋め込まれた状態でデータのやり取りを行います。

 これをマイクロパケット方式といいます。

 こちらは例えて言うなら宅配便。やり取りする荷物(データパケット)に到着予定日(クロック情報)がくっついているので、大きい荷物は配送に時間がかかるけど、小さい荷物だったら短い時間で配送する、といったような柔軟な対応が可能になります。結果としてHDMIと比較してより効率の良い高速なデータ転送が可能になるわけです。


DP信号はそのままHDMI接続には使えない
 ここまでで「DP信号とHDMI信号って全然別物じゃねぇかよ!」というのが分かってもらえたでしょうか。

 DP信号はHDMI信号のようにクロック信号の専用ラインを持っていません。なので、DP信号をHDMI接続したい場合、

・データパケットに含まれるクロック情報を抽出
・データ信号ラインと別にクロック信号ラインを構築
・取り出した映像データとクロック信号をそれぞれ専用ラインで転送する

という、かなりややこしい処理を行わないと実現出来ません。
この一連の変換処理のことを「アクティブ変換」と呼びます。

 今回紹介した例とは逆にHDMI信号をDP接続したい場合、まったく逆のプロセスを踏む必要がありますが、アクティブ変換を行うプロセッサには処理の可逆性は基本的に持っていません。DPからHDMIの変換アダプタを使って、HDMIからDPへの変換を試しても映らないのはこのためなんです。

 アクティブ変換と対をなすのが、上のお話でも登場したパッシブ変換になります。

 パッシブ変換はアクティブ変換とは異なり、データ信号の変換処理を実施しません。DP信号が持つ「DP++(デュアルモード)機能」を使用することで、HDMI信号を「限定的に」利用する方法になります。

 限定的に、と書かれてピンと来た方もいらっしゃるかも知れませんが、このモード、HDMIの規格をフル活用することは出来ません。
 というのも、DP++は本来旧型の規格に準じたHDMI機器やDVI機器など、古い機器をどうにか動かすための救済措置的な機能として搭載されたもので、最近出てきている2Kモニタのような高性能モニタで常用することを目的としたものじゃないからなんですね。パッシブ変換でも問題にならないのはFullHD以上の解像度も、HDCPの対応のいずれも必要がないパターン。せいぜい、外出先でノートPCにモバイルディスプレイをつないで一時しのぎで使いたい、とかその程度のものだと思ったほうがいいです。それでもアクティブ変換を使ったほうがいいでしょうけど。


最近出てきているType-C接続も実は・・・
 最近、ノートPCや極小PCに搭載されているUSB Type-Cでの映像出力機能ですが、実はこれ、中身はDP接続と同じマイクロパケット方式で動いてます。

 Type-Cポートにディスプレイが接続されると、内部でDP Altモード(DisplayPortAlternateModeの略) にモードが切り替わり、Type-Cのデータラインの一部がDPのマイクロパケット信号を出力するために割り当てられます。こうすることで、ディスプレイから電源供給を受けつつ、またはディスプレイに端末から電源を供給しつつ、ディスプレイに映像が表示できる、というわけです。

 なので、TypeCからHDMIに変換したい場合もDPからHDMIに変換したい場合と同じく、Type-Cアダプタの場合であっても、アクティブ変換の機能を持ったアダプタが必要になってきます。


DP→D-SUBの変換はデメリットしかない
 最近たまによく見るこの方式なんですが、もうね最悪です。見えてる地雷だと言っていいと思います。DPはデジタルデータとして映像信号を扱うのに、D-SUBはアナログ信号で映像を扱うんですから!

 なので、DPからD-SUBへの変換をする場合、DPの0と1で構成されているデジタルデータを、アナログの波形データに変換しなきゃなりません。当然ながら欠損する情報は出てくるし、いい加減に補完されたデータも出てきます。
 トドメにアナログ信号にはデジタル信号と違ってエラー訂正の機能がありません。
 これらが結果としてゴーストやノイズ、色のにじみといった形で「うん?なんか表示が汚ぇぞい?」となって表面化するわけで、「んだよ!ゴージャスな金額のゴージャスなモニタ買ったのに全然汚ぇじゃねぇか!このゴミが!!ファ〇ク!」となるわけです。もちろん高性能なコンバータを使用すればこの問題はある程度軽減することは出来ますが、高性能なコンバータは当然のごとく超高級コンバータなので、思いっきりコストに跳ね返ってきます。しかも、どこまで行っても変換ナシでDPをモニタに直結する構成には解像度も安定性も届きません。ぶっちゃけ、コンバータに投資する金額でモニタ買いなおしちゃったほうがいいってわけです。D-SUBしかないモニタなんて、そこまで新しいモデルじゃないでしょうし。

 この方式、某メーカ製PCを買うとオマケだよと言わんばかりにDP→D-SUB変換アダプタ入れてくるんですが、正直言ってこんなもん付けるくらいなら、D-SUBポート残すか、せめてDPからDVIの変換アダプタにしてくれよ!と思いますな。マジで。
 DPからDVIの変換なら先に紹介したパッシブ変換が効くので、アナログ変換より遥かにマシですもの。


DP→HDMI変換アダプタを選ぶポイントは、ズバリHDCPの対応規格
 ここまでで「安いDP変換アダプタは地雷」というのはわかってもらえたと思います。
 が、世の中には如何にも「オレ?アクティブ変換だしぃ」みたいな顔した、立派なパッケージに入った、立派な価格が定価なんだけど、セール品で滅茶苦茶安くなってるんだぜ!みたいな、本当にどうしようもないクソみたいなパッシブ変換アダプタが存在します

 ええ、どこのマーケットで売られてるか知りませんけどね。どこのマーケットでしょうねぇ。ねぇ。

 売る側も売る側で、パッシブ変換っすよ!ってことを明記したがりません。たまに明記してる、非常にユーザビリティな製品も存在します。こういうメーカの製品は総じて他の製品も品質が高く、信頼性に足ることが多いです。
 じゃあどこで見分けるのか。タイトルにも書いたHDCPの規格になります。

 結論から言うと、「HDCP2.2対応」と書かれてるアダプタを買えばOKです!
 というのも、先に紹介したパッシブ変換で用いられるDP++の方式では、HDCP2.2の要件である「4K 60Hz」を満たす出力規格を出すことが出来ません。裏を返せば、HDCP2.2対応と書かれているということは、DP++を使用しない、アクティブ変換タイプのアダプタだ!と判断出来るんですね。

 さらにさらに嫌らしい商品になると「HDCP対応!」としか書いてないようなのがあります。重要なのは2.2に対応できているかどうかなので、そこのところお間違えの無いように!さっきの価格の件と言い、こういうミスリードを誘う製品、絶滅すればいいのに。。。

それでは、皆様も快適なデジタルガジェットライフを!

ではまた!


2025年11月20日木曜日

意味不明なエラー?それってゾーン識別子かも!仕組みと解除方法をまとめて紹介

 どうも皆様ぐーてんもるげん!今回のネタはPowerShellとゾーン識別子。

  以前からちょくちょく同じ問題でダウンロードしたり他端末から持ってきたファイルがうまく開けず、無駄にドツボに入ったケースがあったんですが、最近ちと増えてきたのでネタになるかな?と思い投稿。
 コマンド関連の記述も出てくるので、眠くなりたい!夜しか眠れない!とお嘆きの方にもお勧めです!w


ゾーン識別子とは?
 この話題を進めるには先ず「ゾーン識別子って何?」「何でゾーン識別子なんてもんがあるの?」という所から説明させて頂く必要があるでしょう。
 パソコン内に保存されているファイルのうち、他のパソコンやインターネットから入手したファイルには、残念ながら悪意を持ったユーザにより作成された、プログラムやファイルが存在します。
 パソコンの利用者がパソコン内に元来保存されていないファイルではない、ということを認識せずにプログラムを実行したり、ファイルを開いたりしてしまうと、パソコンの環境に深刻な悪影響を及ぼす危険性があるんですな。
 しかもパソコン内にもともと保存されていたファイルなのか、外部から持ち込まれたファイルなのかはパッと見判断するのがとても難しい!

そ・こ・で!「ゾーン識別子」の出番というわけです。
 ゾーン識別子によりパソコン外から持ち込まれたファイルに対し

「これはパソコン内に元々から保存されてたファイルじゃないっすよー!もしかするとパソコンに良くないファイルかも知れないっすよー!」

という「目印」をつけるだけでなく、プログラムの動作やファイルを開く際に制約を設けることで、ユーザがよりパソコンをより安全に使用出来るようにする!ってわけです。素晴らしい!


ゾーン識別子が悪さをするケースも
 先の説明をご覧いただければ「何だ!ゾーン識別子とやらは超絶重要じゃないか!」ということがご理解頂けたと思うんですが、残念ながら便利な機能は万全に働く訳じゃないってのが世の常。
 というのも、ゾーン識別子は外部から持ち込まれたファイルに対して問答無用でくっつくので、例えば会社内でやりとりしているファイルや大学内で教授から渡されたファイルやネットワークドライブからダウンロードしたファイルを開こうとした場合、うえで説明した通り

「このファイルは安全じゃないかも知れないから実行させないぜ!」

となり、特にExcelとかで複雑なマクロが組まれていた場合、一見意味不明なエラーメッセージがばーん!と表示され「んだよ!!ファイルが開かねぇじゃねぇか!」となり「これじゃあ締め切りまでに間に合わないわ!」となるんですな。
 極めつけなのがこのゾーン識別子に関するエラー、「このファイルはゾーン識別子がついてるからちゃんと動かないかもしれないよー?」的ユーザフレンドリーなエラーが返ることはほぼなく、大抵の場合トンチンカンなエラーメッセージを出しくさりやがります。
 これのせいで「パソコンが壊れた!?」「ファイルがおかしい!?」となり、解決まで莫大な時間を要するという最悪なシナリオを辿ることになるわけです。結果として、ゾーン識別子自体は優秀な機能なのに「ゾーン識別子のせいで酷ぇ目にあったぜ!「ゾーン識別子うっざ!」となるわけです。
このあたり、マイクロソフト側も何かしらやりようはなかったんかなーとは思いますけどね。

じゃあ解除してやろうじゃないか、ゾーン識別子とやらを
 ここまで読んでもらって「ゾーン識別子は超絶重要な機能だけど、解除するのが難しそう」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫!ゾーン識別子の解除方法はとっても簡単!
 対象ファイルを右クリックし「プロパティ」を選んで、「セキュリティ」の欄にある「許可する」にチェックを入れてOKボタンを押す、たったこれだけ!

 これで元々パソコンに保存されていたファイルと同じように扱うことが出来る様になります。
 注意していただきたいのは、ここで解除するのはファイルそのもののゾーン識別子「のみ」ってこと。ExcelやWord等のファイルの場合、ゾーン識別子とは別に「外部から入手されたファイル」であることを認識する機能があり、ファイルを開いた際に読み取り専用で開くように制限を設けられています。これについては別途解除を行う必要がありますが、異常でも何でもないのでご安心を。

まとめて解除するにはどうすれば

 これでもうゾーン識別子のトラブルも怖くない!と満足されたかも知れませんが、残念ながらここまでではまだサイバイマンレベル。Z戦士には程遠いです。せいぜいピッコロやクリリンに返り討ちにされるのがいいところです。
もう一歩踏み込んでみましょう。

ずばり「複数ファイルがあった場合はどうするのか?」
 ネットワークドライブなんかからファイルをフォルダ単位でダウンロードした場合、ゾーン識別子を解除するファイルはとんでもない数になることも珍しくありません。10~20個程度ならチマチマ右クリックして解除で何とかなるかも知れませんが、100個近くなるとそうもいきません。更にサブディレクトリ(フォルダの中にさらにフォルダ)やサブのサブディレクトリなんて構成になったら発狂もの。
 ここでPowerShellの出番というわけです。
手順としては

1.PowerShellを管理者で開く

Windows PowerShell
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.

新機能と改善のために最新の PowerShell をインストールしてください!https://aka.ms/PSWindows

PS C:\Users\hoge>


2.CDコマンドを使って、作業フォルダをゾーン識別子を解除したいフォルダに移動
Windows PowerShell
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.

新機能と改善のために最新の PowerShell をインストールしてください!https://aka.ms/PSWindows

PS C:\Users\hoge> cd c:\targetdir
PS C:\TargetDir>


3.「Get-ChildItem -Recurse -File | Unblock-File 」と入力してエンター。
Windows PowerShell
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.

新機能と改善のために最新の PowerShell をインストールしてください!https://aka.ms/PSWindows

PS C:\Users\hoge> cd c:\targetdir
PS C:\TargetDir> Get-ChildItem -Recurse -File | Unblock-File


これでOK!
 パソコンに慣れてらっしゃらない方だと「げぇ!?」と思われるかも知れませんが、習得する価値は間違いなくあります!
 習得すれば社内や大学でPCに疎い方がゾーン識別子でパニックになったところにアナタがさっそうと現れ、不思議なコマンドでサクッとトラブルを解決して評価ぶち上がり!になり、より明るいキャンパスライフが、社会人ライフが始まるかも知れません!多分きっと恐らく!w

コマンドを自動実行する方法を考えてみる

 PowerShellを使ってコマンドを打ち込むのは大変かっこよろしいのですが、ぶっちゃけ面倒!加えてミスタイプの危険が伴います。
こういう「たまにしょっちゅう使う」コマンドはスクリプト化しちゃいましょう。
ソースコードはこちら
# ----------------------------------------------------------------------
# ゾーン識別子一括クリアスクリプト (PowerShell単体での管理者昇格機能付き)
#
# このスクリプトは、実行前に管理者権限をチェックし、権限がなければ
# 自分自身を自動的に管理者権限で再起動(昇格)します。
# ----------------------------------------------------------------------

# ======================================================================
# 1. 管理者権限チェックと自己昇格ロジック
# ======================================================================

# 実行中のユーザーが管理者権限で昇格されているかを確認
if (-not ([Security.Principal.WindowsPrincipal][Security.Principal.WindowsIdentity]::GetCurrent()).IsInRole([Security.Principal.WindowsBuiltInRole]::Administrator)) {

# 昇格されていない場合、自分自身を管理者権限で再実行する
$ScriptPath = $MyInvocation.MyCommand.Definition

# PowerShellの実行コマンドを生成
# Start-Processで管理者権限(-Verb RunAs)を指定して再起動
Write-Host "管理者権限が必要です。UACプロンプトが表示されますので、「はい」を選択してください。" -ForegroundColor Yellow

Start-Process -FilePath "powershell.exe" -ArgumentList "-ExecutionPolicy Bypass", "-File", "`"$ScriptPath`"" -Verb RunAs

# 元のセッションを終了
exit 0
}

# 管理者権限が確保された後の処理

# ======================================================================
# 2. 初期設定
# ======================================================================

# 処理対象ディレクトリ ($PSScriptRoot: このスクリプトが存在するパス)
$TargetDirectory = $PSScriptRoot

# ログファイルパスを定義 (例: Unblock_20251119_171500.log)
$Timestamp = Get-Date -Format "yyyyMMdd_HHmmss"
$LogFilePath = Join-Path -Path $TargetDirectory -ChildPath "Unblock_Log_$Timestamp.log"

# ======================================================================
# 3. 処理継続に対する最終確認
# ======================================================================

Write-Warning ("処理対象ディレクトリ: " + $TargetDirectory)
Write-Warning "この処理はゾーン識別子を完全に削除し、もとに戻すことは出来ません。"
Write-Warning "処理結果は以下のログファイルに出力されます: $($LogFilePath)"
Write-Host ""

$Confirmation = Read-Host -Prompt "本当に実行しますか? (Y/N)"

# ======================================================================
# 4. 分岐処理と実行
# ======================================================================

# 入力が 'Y' または 'y' の場合にのみ処理を続行する
if ($Confirmation -eq 'Y') {
# 続行する場合の処理

# ログファイルのヘッダーを書き込みます
$LogHeader = @"
# ゾーン識別子クリアログ
# 実行日時: $(Get-Date)
# 対象ディレクトリ: $TargetDirectory
# ----------------------------------------------------------------------
"@
$LogHeader | Out-File -FilePath $LogFilePath -Encoding UTF8

Write-Host "[OK] ゾーン識別子解除処理を開始します... (処理中は画面表示が流れます)" -ForegroundColor Green

# Get-ChildItemでファイルを取得し、ForEach-Objectで個別に処理
# 注意: UAC昇格後のプロセスでは、カレントディレクトリがC:\Windows\System32になる場合があるため、
# $TargetDirectory (=$PSScriptRoot) を明示的に指定することが重要です。
$Files = Get-ChildItem -Path $TargetDirectory -Recurse -File

$Files | ForEach-Object {
$file = $_
$LogEntry = ""

# 画面に進捗を表示 (環境依存の少ない DarkGray を使用)
Write-Host "処理中: $($file.FullName)" -ForegroundColor DarkGray

try {
# Unblock-Fileを実行。エラー発生時にcatchブロックに制御を渡す
Unblock-File -Path $file.FullName -ErrorAction Stop

# 成功時のログエントリー
$LogEntry = "$(Get-Date -Format 'HH:mm:ss') [SUCCESS] : $($file.FullName)"
}
catch {
# 失敗時のログエントリー (アクセス拒否など)
$ErrorMessage = $_.Exception.Message.Replace("`n", " ").Replace("`r", "")
$LogEntry = "$(Get-Date -Format 'HH:mm:ss') [ERROR] : $($file.FullName) - $ErrorMessage"
}

# ログファイルに追記
Add-Content -Path $LogFilePath -Value $LogEntry -Encoding UTF8
}

Write-Host "----------------------------------------------------------------------"
Write-Host "[完了] ゾーン識別子解除処理が完了しました。" -ForegroundColor Green
Write-Host "ログファイル: $($LogFilePath)" -ForegroundColor Green
Write-Host "----------------------------------------------------------------------"

# 完了後、ウィンドウを閉じないようにユーザー入力を待つ
Read-Host -Prompt "処理が完了しました。ウィンドウを閉じるには何かキーを押してください" | Out-Null

} else {
# 続行しない場合の処理
Write-Host "[中止] ユーザーの入力により処理が中止されました。" -ForegroundColor Red
# 完了後、ウィンドウを閉じないようにユーザー入力を待つ
Read-Host -Prompt "中止しました。ウィンドウを閉じるには何かキーを押してください" | Out-Null
}


 上のソースコードを全部メモ帳にコピーして、「UnblockFileAuto.ps1」みたいな名前で保存すればOK!
 使い方はゾーン識別子を解除したいファイルのあるフォルダにスクリプトファイルをコピペして、右クリックから「PowerShellとして実行」を選べばOK!
 コマンドの入力ミスも減らますし、そこまでパソコンに詳しくない方にお渡しして

「ボクがいないときに同じことで困ったら、コレを使って」
「このファイルを見たら、俺を思い出してくれないか」

なんてことも出来ちゃいますな。

 スクリプトを使う、配布する上で大事なのは「理解してから使う」こと。
 自動化できるぜひゃっはー!で乱用していると、エラーになったときに本気で困り果てることになります。記載されているコマンドやコメントを頼りに、何の目的でどういう意図があってこのコマンドが書かれているのか、ある程度分かったうえで使わないと、どえらいことになりますので注意をば。
 ここまで行ったあなたはもうZ戦士どころじゃありません、超サイヤ人クラス!クウラだって易々と返り討ちに出来ちゃいます!素晴らしい!職場での評価も天井知らずなこと請け合いです!!
 真面目な話、会社内などリテラシーレベルが一定でない組織の場合、こういうスクリプトは本気で役に立ちますよ。
 ちなみに、管理者権限なしで実行しちゃったときのために、実行権限を自己昇格する機能が搭載されてます。これで「管理者で実行するの忘れてエラーが大量に出たぜ!」なんて事態も回避出来ますよ。


皆様も良きパソコンライフを!

ではまた!! 

2025年11月14日金曜日

使い慣れたVICSとオーディオ環境は捨てたくない!激安タブレットと従来型ナビの併用で最強ハイブリットナビを目指す

 どうも皆様ぐーてんもるげん。今回のネタはずばり「カーナビ問題」

 私が今メインで愛用しているのはKenwoodのMDV-Z904(ちょいと古い機種)なんですが、カーナビの地図更新が出来なくなってしまいました。

んで、激安タブレットでGoogleMapを導入して、何とかそこまでコストをかけずにうまいこと解決できないかなー、と色々やってみたお話になります。試験運用含め1か月ほど使ってみたので、インプレッション期間としては十分かなと思い、記事にまとめてみました。ハイ。

自宅であまり使っていない古いタブレットが眠っているんだけど・・・みたいな方には結構参考になるんじゃないかな。


地図更新サポート終了という悲しい「現実」

 上でも書いた通り、古いカーナビを使ってて無視できないのが「地図更新のサポート期間」。

 我がZ904も例に漏れず、公式から地図データの入手が出来なくなっちゃいました。

 ただ、地図更新が出来ない事以外は全く困ってないんですよねこれが。新しい道や目的地を目指すとき以外は基本的に使えるし、ビミョーにぶっ壊れ気味なら「おっしゃいっちょ買い替えちゃうか!」と踏ん切りがつくもんなんですが、困ったことに?今のところ気になるやばそうな不具合は見当たらないんですよね。

 要は地図が更新できない以外は、何一つ機能的な不満はないわけです。


何故ピュアなAndroidナビを導入しないのか?

 地図更新不要なナビといえば、賢明な方ならご存じGoogleMapを基幹としたAndroidナビ。当然ながら私も導入を検討したんですが、国内メーカ製のナビがない。

 いや、厳密にいえばあるんですが、すべてAndroidAutoをベースとしたもので、ピュアなAndroidナビではない。要はAndroidAutoに接続するスマホなりタブレットがないと役に立たないんですな。

 海外に目を向ければいくつか商品はヒットするんですが、「大丈夫かいな?」と言いたくなるような日本語のサイトを持ってるようなメーカだったり。

 使うとなればスマホをテザリングするなり、自身のGoogleアカウントでログインするなりするわけで、正直ちと怖い。

 何より総じてAndroidのバージョンが古い。ベースになっているものは殆どがAndroid10程度で、公式サポートは2022年に終わってます

なので、いつGooglePlayが使えなくなるかわかったもんじゃない


そんでもって、「本当に使えるんかいな」という懐疑的な印象も払拭できないし、それに数万円投資する気にもなれないわけですわ。



捨てられない従来型ナビの「強み」 

 やっぱりというか、操作性の一択に尽きるかと思いますね。運転中に使用することを想定しているだけあって、GUIは徹底的に作りこまれてます。

 こういう日常使いするものは、操作系が変わると覚え直して慣れるまで、絶大なストレス貯金箱と化します。今まで当たり前に押していたところにボタンがないとか、メニューの構成が違うとか、ボリューム操作しようとして曲スキップしちゃうとか、地図見てたのに大音量になったりすると「あーー!?あ゛ーーー!(怒」となるわけですね。ハイ。

 Kenwoodがモデルチェンジを繰り返しても、物理キーの基本的な配置やメニューの構成を大きく変えてこないあたり、非常によくわかってらっしゃるという印象を受けますな。

 加えて、従来型カーナビならVICS(道路交通情報通信システム)の恩恵を受けることが出来ます。コレ、結構馬鹿にできないもので、道路の工事状況はもちろん、事故発生の状況等もリアルタイムで反映し、必要であればリルートを行ってくれるんですが、実に使える。実際、遠方出張時に天候が崩れ、通る予定だった橋が水位上昇により通行不可能になったことがあったんですが、その情報を受信し、適切にリルート処理を行ってくれたおかげで事なきを得たことがあります。

勿論Yahooカーナビなど、一部のナビアプリには類似した機能を内在しているものはありますが、リアルタイム性ではVICSに遠く及びません。


従来型ナビ+GoogleMapを併用した「ハイブリット方式」

 そこで私は考えました。GoogleMapと従来型ナビの良い所取りをしたらいいんじゃないかな、と。

 具体的には壊しても大してへこたれない、激安Androidタブレットをナビとして車載して使用したらいいんじゃないか?で、いったことのないところに行くときは従来型ナビとGoogleMapの両方に目的地を登録し、両方でナビをさせたらどうだろう。通信に関しては事前にGoogleMapをダウンロードしておけば、スマホとのテザリング接続でも必要十分な速度とレスポンスは得られるんじゃなかろうか、と考えたわけです。


サブナビ用激安タブレットを探す

 車内というのは言うまでもなく家電品にとって過酷な環境。使用しないときや駐車するときは直射日光を避ける対策はするにしても、やはりダメージは避けられません。今回メインで使用するのはGoogleMapとアプリが数点程度、要はそこまで高性能である必要は無いわけです。短期間で故障する可能性も加味すれば、新品に固執する必要もない。というわけで、安価だけどメモリとストレージがそれなりにあって、GoogleMapさえサクサク動けばあとはどーでもいいや、な観点で中古Androidタブレットを探すことにしました。


選ばれたのは「Lenovo TB-8506F」でした

スペックはこんな感じ。

・発売:2021年

・画面サイズ:8インチ

・メモリ:3GB

・ストレージ:32GB

・microSD:対応

・AnTuTuスコア:総合10万点前後、GPUスコア6,000点未満


 ハイ、ぶっちゃけ今主力にするなら明らかに性能不足感が否めませんし、絶対におススメ出来ません。ゲームとかやったら軽く怒りを覚えるレベルでもたつく仕様なんですが、いいんです!GoogleMapとGeminiしか使わないんだから!!何より安いし。

 画面サイズは8インチとちょっと小ぶり。試験的に手持ちの10インチタブレットをつけてみたら思いのほか見やすかったので、何とか同程度のサイズのものにしたかったんですが、いかんせん高い。んじゃもうこれでいいか、となりました。


ハイブリット運用を試してみる

 熊本旅行に行く機会があったので、さっそくハイブリット運用を試してみました。スケジュールぐだぐだで同行者無しのぼっち旅行だったんで、何かあっても気にならないので。

使用方法は先にも書いた通り、従来型ナビとGoogleMapを併用する作戦で行きます。で、明らかに新しい道をGoogleMapが案内しようとしたときはそちらに従い、それ以外は従来型ナビの案内に準じるという方法。

 ただし、交通情報によりリルートを行った案内が従来型ナビから入った場合、そっちに運用を切り替えることにしました。先にも書いた通り、従来型ナビのリルートは大抵道路事情に起因するものなので、無視しないほうがいいかなと。


 結論から申し上げるとですね、えっとね、全然使える!想像の数倍使えます。

 従来型ナビで案内出来ない、登録されていない店舗や建物、場所に行く場合、GoogleMapで検索して出た結果を参考に「あー、近くにセブンがあるな。こいつの場所をカーナビ側で検索して目的地を微調整すれば・・・」ってな感じで従来型ナビに場所を指定する、って使い方をしたんですが、これが思いのほか便利。


 せっかくならばとGooglePlayからアプリを追加して、さらに便利に使えるようにしてみました。

iHighway交通情報

 NEXCO西日本が提供する道路情報提供サービスをアプリ化したもの。サービスエリアとかででっかい液晶テレビに表示されてるアレですな。

交通規制の情報や事故車の有無など、アプリ化されているのでいつでもどこからでも見れる。特に時間帯指定で交通規制がかかる場合など、事前に情報を得られるので超便利!


 目下の課題は操作がまごつくこと。これについては近日中にハンズフリーマイクとGeminiを併用して、音声操作で色々出来る環境を目指してみようかな、と思ってます。

 個人的にはGoogleとかが本気出して据え付け型のカーナビをKenwoodとかと共同開発してくれたらいいのになぁ、とか思わずにはいられませんが。

 従来型ナビのいいところは存分に生かしっつ、アプリをいれてカスタマイズが出来るとかなったら、結構楽しくありません??


皆様も良きカーライフを!ではまた!

2025年11月10日月曜日

Anker C300が充電されてない!?PD充電器をテキトーに選んだらハマったドツボの先に見た、ネットショップの闇と最適解

 どうも皆様ぐーてんもるげん。先日ネタにしたディーガの番組お引越しを、一体いつになったら終わるんだ?と毎日進捗チェックしながら過ごしている私です。何でコレ、100Mbpsで作ったかなぁ。

今回のネタはポタ電用のUSB PD充電器を新調するお話。

きっかけは「ポータブル電源が充電されない」
 以前の冷蔵庫騒動でもネタにした通り、ワタクシAnkerのポータブル電源「C300」を所有しております。んで、走行中の充電だけじゃ足りないので、1日の運用が終わったら自宅に持ち帰り、コンセントから充電させてまた持ち出す、って使い方をしてるんですな。
 自宅に持ち帰ったあとのポタ電の充電には、PD充電器を使用してたんですが、別に専用品を用意する訳じゃなく、家の中にあったものをテキトーに代用。Dynabookか何かの65W充電器だったかな?

 今回このDynabookをとある事情で貸し出すことになりまして、当然ながらPD充電器も一緒にレンタルされていきましたと。
「そっかぁ、PD充電器別のにしなきゃいかんなぁ」となり、適当に65Wの充電器を家電量販店で購入してC300に接続!
 するとですね、ええまぁタイトルの通りなんですが「充電されない」。いや、厳密にいえばほんの一瞬だけ充電されてますよーってマークが付いて、すぐ消える。
 これのおかげで「なぁんだ、充電行けたじゃん」と勘違いし、放置してスヤスヤ眠りについたところ、朝まったく充電されてなくて、ワタクシ絶望のずんどこに叩き落されたのでありました。
 賢明な読者の方ならお気づきでしょうが、C300が受け入れられるPD充電器の入力は140W。
 なーんで65Wなんてちっこい出力の充電器使ってるんじゃと思われるかもしれませんが、あのね、140WのPD充電器って高いんですよ。ネットで探せば激安商品あるんですが、大抵こういうのすぐ壊れて結局高くつくのがザラです。しかもね、PD充電器だけぶっ壊れればまだいいほうで、最悪の場合C300を道連れにしてぶっ壊れる可能性も全然あるあるなわけです(更に更に最悪な事態になると、発火や爆発なんてことも)。
 じゃあ安心して使える、それなりに名の通っているメーカの商品を選ぼうよ!となるんですが、これが高い。ポタ電を出してるAnkerの商品になると、1万円を超えてきちゃいます。
 今回の私の運用では、夜寝ている間に充電が完了出来てくれればいいや、だったので100W越えの高性能充電器を導入する必要性はそこまでありません。なので必要なかったんですね。
 でもね、「ゆっくりしていってね!」なPD充電器でも充電されればいいんですが、ミリも充電されないとなると話が違う。何で充電されないんだぁ?

原因は「安定した出力が提供できなかったこと」
 ググってみたら結果はすぐにわかりました。要はポタ電側が要求する電源品質をPD充電器が満たせてなかったんですね。USB PDはその強力な電力供給を扱う関係上、充電器と充電される側で通信を行い、C300が求める「安定した電圧・電流の組み合わせ(電力プロファイル)」を決定する仕組みを持っています。これをUSB PDネゴシエーション、と呼びます。
 つまり、安定した電源供給が出来ないPD充電器を使用してしまうと、C300側が不安全な電源供給であるとみなしてネゴシエーション不成立(電力プロファイルの合意に失敗)として処理、不安全な電源供給からバッテリーを保護するために充電をストップしちゃうんですね。
 流石はAnker、こんな安全装置をしっかり組み込んでくるとは!
 まぁ、65Wって入力がC300側が充電時に要求するPD充電器の下限値ギリギリだった可能性もあり、充電器によっては下限値を満たせていなかった可能性も否定はできません。
 いずれにせよ、このままじゃポタ電が綺麗なオブジェと化してしまうわけで、本運用に乗せるためにもまともに使えるUSB PD充電器を入手せねばなりません。 

商品を探すにあたり、いくつか条件を絞ります。

・価格は安く
・どうせなら100Wクラス買おう
・ケーブル直付けじゃなく、抜き差し出来るものを

価格は言うまでもありません。で、どうせ改めてPD充電器買うなら100Wクラスのものにすることにしました。100WクラスのPD充電器持ってないので。リケーブル交換可能なものにしたかったのは、ケーブル自体の断線って割とありがちですし、それが原因でPD充電器丸ごと廃棄ってのは悲しいことこの上ありません。
 こういうものを探すのにはやはりネットショップに限ります。
 探してみると、あるわあるわ。いろんな意味で驚いたのはやっぱりAmazon。100WのPD充電器が2000円台である!エレコムやAnkerの商品になれば安くても5000円台。先にも書いた通り、私はこんな充電器怖くて買う気にもなれません。。。

製品決定!Anker 317 キミに決めた!

ヨドバシドットコム Anker USB急速充電器 Anker 317 Charger (100W) with USB-C&USB-C ケーブル 1.5m USB PD+PPS対応 USB-C×1
  あのAnkerの製品でお値段なんと5290円!接続ポートはUSB Type-Cがひとつだけなんですが、そもそもC300充電用で考えていたのでポートが複数ある必要はありません。
 そのうえ、複数ポートがある場合1ポートあたりの供給電力が制限されていることもあるので、今回の用途の場合、単一ポートはメリットしかありません。
 し・か・も!この値段でUSB PD充電に対応したUSB Type-Cケーブル(1.5m)が付いてくる!これなら手持ちのケーブルが100Wクラスの電源供給に対応してるのか?って心配がゼロ!仮にUSB Type-Cケーブルを別途買おうとすると1000円から2000円近くする。ってぇことはだ、このAnkerのPD充電器、実質的には3000円から4000円で購入出来ちゃう!ってことじゃないの??何たるコストパフォーマンスお化け!!
 今回は購入にヨドバシドットコムさんを利用。Amazonのほうが若干安かったんだけど、以前Ankerのモバイルバッテリーを買ったとき、あからさまなコピー品っぽい商品(包装の箱からチープ)が届いたことがあったので。幸いだったのはAmazonから届いた商品、充電も何もできない、思い切りの良い不良品だった事。事情を説明し、さくっと返金処理して貰ったんだけど、そのあとでヨドバシドットコムで購入して届いた商品を見てびっくり仰天!あー、あれはコピー品だったのかもなぁ、写真撮っとけばよかったなぁ畜生、となった訳です。
 ちな、この時買ったモバイルバッテリーは今でも顕在です。そのうち紹介するかも。
届いたのでさっそく充電してみると「おお!充電されとる!そして早い!めちゃ早い!」

65Wののんびり充電器でもいいんですよー!とか言ってたんですが前言撤回、やっぱりこういうのは早いに越したことありません。素晴らしい!!

うーむ、スマホ充電用にもう1個買うか??

総評:充電器は信頼できるメーカのものを、信頼できるショップで
 これに限るかなと思いますね。私自身粗悪充電器で手持ちのガジェットをぶっ壊したことはそこまで無いんですが、昨今のPD充電器、昔からすると比較にならない程出力も大きくなってます。
 出力が大きくなったということは比例して危険性も増してるわけで、要は粗悪品を使った時のリスクが以前とはケタ違いなんですよね。
 粗悪な充電器を使った結果、ガジェットを壊す程度で済めばまだ幸運な方で、先に紹介した発火事故や爆発事故も、実際に報道されている通り事実として発生している訳です。
 で、信頼出来るメーカの製品をチョイスするのは当然ながら、購入するショップにも注意が必要かな、というのが今回の感想。百戦錬磨のAmazonユーザならわかると思うんですが、すごいんですよね、Amazonのサクラレビューと無責任感丸出しショップの数。
 今回USB PD充電器探した時もそうでしたが、無茶苦茶な値段設定の商品見ると抱く感想は「この性能でこんな価格で作れるわけねぇだろ!」であり、もうね怪しさしかない。さしずめ、ヨドバシドットコムがどの製品を選んでも信頼が約束されている銀座なら、Amazonは歌舞伎町って感じですな。
 まぁ、それはそれで楽しい所なのでいいのかもしれませんが、安全性(PSEマーク)が必須な製品は、やっぱり信頼できるショップで買ったほうが良いんじゃないかなぁ。
そりゃ多少は高くつくかもしれないけど、得られる信頼性は価格差以上になるだろうし。

良いガジェットライフには、良い充電器を買おうよ!ってことですね。
ではまた!


2025年11月4日火曜日

【マジで要注意】4Kレコーダーに買い替えたら映らない!原因はHDCP 2.2非対応アンプの「規格寿命」だった!


 どうも皆様ぐーてんもるげん。いきなり寒くなってきて体調崩しそうになってる私です。
今回のネタは家電、ブルーレイレコーダの買替。
結論から言うとですね、まぁまぁ酷い目に遭ったんですわ。ちょっと愚痴らせて下さいな。


事の発端はブルーレイレコーダーからの異音

報告があったのは嫁さん。「レコーダーから何やら変な音がする」との事。
どうせホコリかなにかがファンに挟まったとか、その程度の事でしょ?と思って軽く見てたんですが、録画中に「ぶうぅぅぅん、カリカリカリカリ、コロコロコロコロ」という音が。
ええ、PCユーザなら御馴染み「死にかけHDDからの最後の叫び」ですな。

ちょっとすると収まるんですが、しばらくするとまた鳴る。次第にこの頻度が増えていき、遂に「いつもどこかガタガタ、異音モール」状態に突入。
トドメに録画したデータが、管理画面上ダブって表示されるという事態が発生。
こんなの臨終カウントダウンじゃないか!と考え、データの移行が出来るうちに買換えることになった訳です。

嫁さん曰く「そのうち買換えればいいか」と思ってたらしいんですが「HDD飛んだら新しいレコーダに移行出来なくなるから、今まで撮りためた放送はサヨナラバイバイすることになるよ?」と伝えたところ顔面蒼白。全くの予定外の出費を強いられることとなった訳です。辛いなぁ。


DMR-BRH1030からDMR-4T303へ買替

うちで動いているディーガ「DMR-BRH1030」は、過去に録画した番組を新たなレコーダに移す「お引越し機能」をサポートしてます。

コレ、詳しい方ならわかると思うんですが、レコーダーに撮りためたデータって、外付けHDDにコピーして新しいレコーダにポン付けしても、著作権保護の信号がかかっている関係で再生出来ないんですよね。コピーの回数についても制限があって、最大10回までだったり、番組によってはコピーを禁じているようなものも(古い機械から新しい機械への移動は可能)。
で、古いレコーダで録画したデータは、適切な方法で新しいレコーダに移さなきゃいけないって訳です。嗚呼めんどくさい。

既存のモデルが内蔵HDD1TBと外付け1TBで運用していたのですが、内臓HDDと比べて外付けHDDのレスポンスがあまりよくない。なので、どうせなら買替を機に外付けHDDを取っ払うことにしました。
既存データを全部受け入れられて、かつ空き容量も確保出来るということで、3TBの内臓HDDを搭載したDMR-4T303をチョイス。より上位の4TBモデルもあるにはあるものの、5年間で2TBを使い切らなかったことを考えると、3TBあれば十分だろうという考えに至り、よりリーズナブルな本モデルの選定と相成りました。
それでも価格は9万円前後。貧乏子持ちリーマンにはきっつい出費。ぐほっ(吐血


安定して映らない

購入後帰宅して、ちゃっちゃと既存環境に接続します。古いレコーダはお引越しに使うので、まだネットワークには繋いだまま。で、ここで問題発生。安定して映らない。
何度かケーブルを接続し直すと映るんですが、殆どの場合音はするけど映像が来ない。
手持ちのHDMIケーブルが腐っているor接続規格が古すぎるんじゃないか、と思い、家電量販店に行ってHDMI2.0規格の新品ケーブルを購入。
我が家はデノンのアンプを使用しているんですが、ブルーレイレコーダ→アンプの接続で1本、更にアンプ→テレビの接続で更に1本必要で、計2本購入することに。
追加出費総額7000円越え、マジかよ・・・。

流石にこれで解決するだろう!とラクに構えて帰宅して繋ぐと、やったね!「映らない」
これどー考えてもおかしいだろ!と試しにテレビとブルーレイレコーダを直結すると元気に映る。
まさかデノンのアンプ壊れたの?でもさ、リビングPCからの映像はばっちり映ってるよ??えー?


原因はアンプだった

別にアンプを確認しなかった訳じゃありません。と言うのも、うちにあるのはデノンの「ACR-X2100W」なんですが、説明書にも本体にも「4K対応」って思い切り書いてあるんですよね。ってことはアンプはHDMI2.0の信号を問題なく受け入れられるはず。なのに映らない。
これってまさか、4K信号は受け入れられるけど、ブルーレイレコーダのHDCP規格にデノンのアンプが適合してないみたいじゃないかwwwと笑ってたんですが、調べてみたところ

ブルーレイレコーダ DMR-4T303 HDCP2.2
アンプ DENON ACR-X2100W HDCP1.4

おめでとうございます。DMR-4T303の出力規格にデノンのアンプが非対応である事が確定致しました
ふざけんなよあんちきしょう!!
ちなみに、アンプのHDCPの規格、説明書にも書いてませんでした。うぉぉぉい!(怒


盲点だったのは非4K放送であっても映らなかった事。HDCP2.2の規格は4K放送とウルトラブルーレイでしか使わないと思ってたんですが、テレビとレコーダを直結した際、インプット表記に4Kの文字が。
まさかと思い調べてみたら案の定、「レコーダの信号はすべてHDCP2.2のプロトコルで出力されます」の表記を発見。要はどの信号であってもレコーダの出力可能な最上位の規格で映像信号をテレビに送っていたんですね。なのでCSや地上波デジタルでも表示が安定しなかったんです。納得。


さぁてどうしてくれようか

 そんなもん「アンプを最新式に買換える」以外に無いんですが、自慢じゃないがこちとら10万近い予定外の出費を強いられた極貧子持ちリーマンですよと、そんなポンポンお高い買い物が出来る訳ありません。
 じゃあテレビと直結してアンプは撤去するかとなったんですが、デノンのACR-X2100WはHDMIの入力を7系統もサポートしており、これはこれで無くなると滅茶苦茶不便。しかも問題が起きているのは今回導入したブルーレイレコーダーだけ。
 じゃあもうブルーレイレコーダーだけはテレビの空きHDMIポートに直結してやればいいじゃねーか、となりました。
ここで問題になるのは音。せっかく7.1chのサラウンド環境があるのに、テレビに搭載されたスピーカしか使えないのは悲しすぎます。

「大丈夫!DMR-4T303には音声信号出力専用のHDMIポートもあるんだよ!!(CV.喜多村 英梨)」

じゃあそれを使って音声信号だけアンプに送ればいいか、と思ったんですが、ここで考えます。

「もし、音声信号もHDCP2.2規格になったら、音も鳴らなくなるんじゃね?」と。

 そこでかなり邪道というか、裏技な方法を思いつきます。ずばり
「テレビから音声信号だけアンプに送る」方法。

 詳しい方はご存じだと思うんですが、テレビで4K放送なんかを視聴場合、ド迫力なサウンドを楽しむことが出来るように、音声だけをアンプに送る為の光デジタル音声出力を持っているものがあります。
 要はこれで音声だけ外部のスピーカに繋いでね、ってことですね。
  今回はテレビとブルーレイレコーダをHDCP2.2でしっかりとハンドシェイクさせ、テレビから光デジタル音声(TOSLINK)でアンプに送る事にしました。
 光デジタル音声(TOSLINK)はHDCPのような著作権保護プロトコルとは完全に独立した形で規格されているため、将来的に音声信号にHDCP2.2の規格が乗ったとしても影響を受ける事はありません。
 勿論この方法には音声出力に制約が生じ、HDCP2.2の規格でサポートされている音声フォーマットを100パーセント活かすことは出来なくなります。
 具体的にはロスレス圧縮(Dolby Atmos/TrueHD等)の音声出力の恩恵を受ける事が出来ません。とはいえ、ロスレス圧縮の恩恵を受ける場合アンプは勿論のこと、スピーカもすべてフォーマットに適合したバカ高いスピーカに入替える必要が出てくるため、従来の録画データを楽しむ+たまにウルトラブルーレイで映画を観る程度の環境であれば、費用対効果が合うとはとても思えなかったんですね。

これで問題は全部解決。めでたしめでたし。


乱立する規格による混乱に対する憤り

 今回かなりラッキーだったのはふたつ。リケーブル用に買ってきたケーブル自体が無駄にならなかった事(いずれにせよHDCP2.2へ対応した、HDMI2,0規格へのリケーブルは必要だった)と、テレビに光デジタル音声(TOSLINK)の端子があったこと。特に後者はコレが無かったらかなり泣きを見る事態になっていたでしょう。

 そして腹が立つのは、混沌ともいえるこの規格の乱立っぷりとアナウンスの弱さと雑さ。
 要は4Kが発表された2014年の頃の4K対応と、2025年現在の4K対応は、HDCPのエディション的には別物じゃないですか、ってコトをもっと声高らかに伝えて欲しい。
 4Kの規格が水面下でどんどん更新されて、実は数年前に発売されたテレビやアンプは対応出来なくなりつつあるこの状況と、それに対するアナウンスがあまりに弱い。
 実際、「お使いのテレビが古い機種である場合、このレコーダを買っても映像が映らない可能性がありますよ」の案内くらいはメーカが警鐘を鳴らし、家電量販店の店員から説明があってもいいんじゃないか?
と言うかね今回の件、デノンさんがアンプの取説にHDCPの規格情報載せてくれれば良かった話じゃあないの。何でマニュアルにも公式サイトにも書いてないかなぁ。

 幸いなことにと言うか、半年ほど前にテレビの調子が悪くなり新しいモデルに買換えていたんですが、それが無かったら恐らくですが、テレビとブルーレイレコーダを直結しても映像は映らなかったんじゃないかなと思います。だって使ってたテレビ、10年前の製品でしたし。いやー昔の家電ってのは長持ちするねぇ。

 何が良いたいかというと、今回私が遭遇した「ブルーレイレコーダは買換えたけどテレビその他の規格が実は古くてまともに使えねぇブチ切れ案件」が今後増えてくるんじゃないかな、ってこと。
 4KのHDCP2.0からHDCP2.2へ移行したのが2014年頃と大体10年前。だったら同じように10年位前に買ったレコーダだのテレビだのが故障しちゃって、「おっしゃあボーナス出たからいっちょ良いレコーダ買っちゃおうぜ!」と息巻いて大枚はたいた挙句まともに動作せず、「テレビも買換えないと駄目っすよー」となり、喜々から一点絶望のずんどこに叩き落されるor家電量販店でブチ切れるって人、増えてくるんじゃないかな。

冬賞与商戦が控えている今、結構真面目に店舗でアナウンスしたほうが良いと思いますよ。マジで。

ではまた!

PS.ディーガのお引越し機能ですけどね、コレ、レコーダの機能使ってやるよりスマホアプリでやったほうが進捗見やすいしめっちゃ安定して動作します。